2008年12月21日日曜日
べしゃり暮らし
M-1グランプリ 2008が終わった。
今回のM-1は初出場者が8組中5組という
本命不在の中での戦いだった。
島田紳介さんは今年でM-1は
「おしまいかもしれない。」と思っていたらしい。
でも、予想を上回る爆笑を誘い、
初出場組は大健闘していた。
M-1全体のレベルが上がってきたのだ。
私の優勝予想はNON STYLE※1だったが、
その予想は見事に的中した。
私の見る目もなかなかである。
泣きじゃくる石田さん(白い方)の姿を見て、
微笑ましくもあり、悔しくもあった。
何故、悔しいかって?
私も笑いを志すM-1戦士、ただ漠然とTVでM-1を
鑑賞している自分が情けなかったからだ。
そんなことを考えていたら、少し泣けてきた。
俺の涙腺っ!!
M-1は間違いなく笑いの最高の舞台だ。
もちろん、私もM-1への参加を目論んでいた。
でも、仕事をしながらM-1を目指すのはなかなか難しい。
ネタを考える時間を捻出しなければならないからだ。
しかも、漫才というのはテンポとリズムが重要である。
息のあった掛け合いと間の取り方は、
一朝一夕で出来るものではない。
そういう意味で相方を選びは重要だ。
M-1に出場するためには、
まずこのハードルを越えなければならない。
まだ、相方も決まっていなかった。
でも、私の中には一人候補者がいた。
そう、みなさんご存知、痛風男である。
私は半年程前、オートバックスに行った時に、
M-1の申し込み用紙を発見し、もらってきていた。
それを事あるごとに、痛風男に見せつけていた。
でも、私は奥ゆかしい性格なので、
自分から痛風男を誘うことが出来ない。
彼が家に遊びにきた時に、
申し込み用紙をさりげなく机の上に置いておく。
こんなことしか私には出来ない。
M-1の話を切り出しやすくするための、
涙ぐましい努力である。
でも、感の鈍い彼は何も気づかない。
さらに遠回しにM-1のことに触れてみる。
私:「べしゃり暮らし※2っていう漫画、面白いよ。」
痛:「そうなんだ。見てみるよ。」
思ってたんと違うぅ〜!!
私が言いたいのはそんなことではない。
M-1で天下を取りたいんだ!!
この一言がなかなか出てこない。
お口チャックマンだ(失笑)。
痛風男が気づかないのも無理はない。
結局、今年もリビングでM-1を楽しむこと・・・。
ぐっさんにもらった勇気※3はどこへ行ったことやら・・・。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 NON STYLE・・・
白い石田明とイキリの井上裕介による漫才コンビ。
二人とも同じ中学・高校で、NSC出身ではない。
関西では有名人で、数々の賞を総なめにしている。
ISOJINお薦めのコンビである。
※2 べしゃり暮らし・・・
学園の爆笑王を名乗る高校生・上妻圭右(あがつま けいすけ)が
お笑い芸人を目指す姿を描いた少年漫画。
ろくでなしBLUES・ROOKIESの作者、森田まさのりが原作。
作者の体調の関係で、週刊少年ジャンプから赤マルジャンプ、
週刊ヤングジャンプへと媒体を変更した。
※3 ぐっさんにもらった勇気・・・
第一回M-1チャンプぐっさんに私は勇気をもらったことがある。
詳しくは「ワンナイR&R」をご覧ください。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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