2009年1月7日水曜日
頭文字D
私は車の運転が苦手である。
きっと、数えきれない交通事故の体験が
トラウマになっているのかもしれない。
だから、極力運転しないように心がけている。
どこかに遊びにいく時には、
必ずお抱え運転手※1の痛風男に仕事を依頼する。
一人ではどこへも行けないのである。
もちろん、報酬はゼロだ。
こんな運転嫌いな私だが、
たまには運転したくなる時がある。
先日、電車での静岡に行きの予定を
急遽、車に変更したくらいである。
ふと、ドライブがしたくなったのだ。
ガードレールにぶつけながら、
コーナーを曲がりきるスリルは忘れられない。
私は愛車ビートルに飛び乗り、エンジンを噴かす。
久しぶりのエンジン音に私のハートが動き出す。
また、あの頃のように峠を攻めたい。
私は典型的な、車に乗ると人が変わるタイプである。
運転は下手なのだが、
ちんたらしたスピードでは走ってられないのだ。
「頭文字(イニシャル)D※2」の称号は誰にも渡さない。
ちなみに、私は主人公の藤原拓海と同様、とうふ屋の息子だ。
とうふ屋を舐めてもらっては困る。
静岡までの道のりで一番の山場は
岡崎IC付近の勾配とトンネルを抜けてからの急カーブである。
私の中に流れるイニシャルDの血が騒ぐ。
スピードメーターはとうに振り切っている。
問題の岡崎IC付近の峠まであと少し。
突然、前の車のハザードランプが点滅を始める。
高速道路情報を見ると、渋滞は約20km 。
完全なるサグ渋滞※3。
うーむ。 いつもあの辺り混むんだよな。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 お抱え運転手・・・
旅のお供に痛風男はかかせない。。
詳しくは「大道芸ワールドカップ」をご覧ください。
※2 頭文字(イニシャル)D・・・
しげの秀一先生による走り屋の漫画作品。
主人公、藤原拓海は中学時から伊香保温泉近くの実家で
朝4時から働き、秋名湖畔のホテルに豆腐を配達していた。
※3 サグ渋滞・・・
前の車のスピードが落ち、後ろの車がブレーキを踏む。
またその後のクルマがブレーキを踏む。
その繰り返しで、自然と渋滞が起こること。
豊田JCTが出来て交通量が増えたのも要因かな・・・?
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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