2010年12月15日水曜日
マカオタワー
セナド広場※1で世界遺産を堪能した私たちは、
足早にマカオタワーに向かった。
マカオタワーと言えば・・・、
あのギネスブックにも認定された
世界最高の高さを誇るバンジージャンプ。
バラエティ番組でもよく放送されていたため、
ご存知の方も多いと思う。
お茶の間で、怖がる芸人さんたちを見ながら、
大笑いした人も多いことだろう。
かくいう私もその一人。
でも、なかなか素直には笑えない自分がいる。
十数年程前、ダルシムと行ったバリ旅行。
バンジージャンプの恐ろしさを目の当たりにした私。
恥ずかしい話だが、
ジャンプ台の上で約30分の立ち往生。
(最後は、ダルシムに促され一応飛んだんだけどね。)
もう、怖いってもんじゃない。
(飛び降り自殺でっせ、あれは・・・。)
完全に、バンジーに懲りてしまったのだ。
芸人さんって、やっぱりスゴいっ!!
改めて、そう思ったものである。
50mぽっちでビビっていた私だから、
マカオタワーは問題外で蚊帳の外。
なんと、その約5倍の233m。
∑ヾ( ̄0 ̄;)ノ Oh my God!!
長さ50mの強力ゴムひもをつけ、
地上に向け時速200kmの速さで落下。
正気の沙汰とは思えない。
((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル.
完全に、怖じ気づく私。
とは言っても、せっかく来たのだから、
何もせずに帰るのはもったいない。
と言うことで、
スカイウォークにチャレンジすることに・・・。
展望台の鉄柵のまわりを
命綱をつけて歩くというアクティビティ。
自分で決めたことなのだが、
今までかいたことのない変な汗がにじみ出る。
意を決し、タワー入り口を探す。
が、
なかなか、入り口が見つからない。
しばらく、タワー周辺を散策すると・・・、
こっ、これは!!
ロッククライミング!!
まさか、これをよじ登れと・・・??
いくら体力自慢の私でも無理な話である。
(そんなはずはないな (´⊆`*)ゞテヘヘ.)
別棟にてスカイウォークの受付を済まし、
いざエレベーターへ乗り込む。
否が応でも緊張感がはしる。
このエレベーターの早いこと、早いこと。
58階のメイン展望台まで、あっという間。
そこで、東京タワーにもある、
真下の様子が見えるガラス張りゾーンを発見。
こっ、怖すぎる。
絶対に大丈夫だとわかっちゃいるけど、
ビビっちまう。
蘇る高所恐怖症。
今さらながら、恐怖感に襲われるビビリな私。
でも、ここで止めたら男が廃る。
無理矢理、全身を奮い立たせ、
いよいよ61階のデッキ式展望台に向かう。
尋常じゃない程、心臓は脈を打つ。
┣¨ッキン((*゚д゚*))┣¨ッキン!
追い打ちをかけるように、
スタッフから書類にサインを要求される。
そこには、こんな文言が・・・。
「万が一死んでも、文句を言いません。」
(あぁ、神様 仏様・・・。)
ちなみに、この日スカイウォークをするのは、私だけ。
一人ぼっちの空中散歩。
もう、淋しいったらありゃしない。
オレンジ色のTシャツと滑り防止用のクツを着用し、
最後の記念撮影。
どこからどう見ても、顔がこわばっている。
(オレの屍は拾ってくれ!!)
安全装置を装着し、いざデッキへ・・・。
でも、最初の一歩が重いこと、重いこと。
膝が固まって動かない。
生きた心地がしないとは、このことだ。
続々と集まるギャラリーに、笑顔を見せる余裕もない。
でも、笑われていることはよくわかる。
もう、へっぴり腰もいいとこ。
おそらく、自慢の出尻は
いつもよりも出っ張っていたことだろう。
完全に余裕がない。
クールな私にあるまじき失態。
そんな私に対して、
インストラクターはおちょくり倒す。
地上233mで突きつけられる無理難題。
矢継ぎ早に難題を繰り出すインストラクターに、
もうヘトヘト。
たった、数百メートルの外周を30分かけて回る。
気力も体力も使い果たしたISOJIN。
なかなか、出来ない貴重な体験だった。
ISOJINマニアの皆様、
スカイウォーク、体験しておいて損はないですよ。
よろしければ、バンジージャンプもご一緒に・・・。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 セナド広場・・・
ポルトガル統治時代のマカオ市政庁の
正面に位置する南欧の雰囲気あふれる広場。
(注)ISOJIN Blogは架空の物語です。過去、あるいは現在において、たまたま実在する人物、団体、出来事に類似 していても、それは偶然に過ぎません。
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