2008年5月3日土曜日
ピンポン
最近、ピンポン(卓球)にはまっている。
痛風男とラウンドワンでの対決に惨敗した。
今の私の生きる目的は
この雪辱を晴らすことだけである。
だから、妻と毎週のように卓球喫茶に通っている。
負けず嫌いな私は負けたままではいられない。
私:「この星の一等賞になりたんだ
卓球で俺は そんだけーー!!」
稲中卓球部」※1のように、
ちんたら卓球をしているわけではない。
実は、ラウンドワンでの対決で、妻も痛風男に惨敗している。
いや、惜敗と言っておこう。
(後が怖いから・・・)
私の妻は元卓球部だ。
どうやら、プライドが許さないようだ。
妻も私に負けず劣らず、「負けず嫌い」なのだ。
なので、学生時代の友人を呼び寄せ、
強化合宿をすることにした。
私は典型的な「褒められて伸びるタイプ」である。
褒めてくれるコーチでないと、
すぐへそを曲げてしまう。
だから、コーチには元卓球部の
女の子をご指名した。
性格は石川佳純ちゃんのような
かわいらしく品のある女の子だ。
5年ぶりの再会である。
いきなりのメールで緊張するが、
勇気を振り絞って誘ってみる。
私:「今度、卓球教えてくれないかな?」
友:「久しぶりぃ。でも、卓球台持ってるの?」
持っている訳がない。
5年ぶりだが相変わらずである。
人妻なので、子供連れでのコーチングである。
こんなくっだらない理由で
呼びつけられるのもたまったもんではない。
本当にありがとう。ペコりぃ~。
私は満面のスマイルでお礼の気持ちを伝えた。
コーチの気持ちは痛いほど伝わった。
当然、練習には気合が入る。
反応 反射 音速 高速
もっと早く もっとぉ!
コーチは打ちやすいところに玉を打ち返してくれる。
完全に壁に徹してくれているのだ。
負けず嫌い同士だとなかなかこうはいかない。
相手が嫌がるところにしか、
返球しないからだ。
本当に良い人選をした。
コーチには適任である。
これはライバル(痛風男)に勝って、
恩返しするしかない。
巌流島の決闘※2では、必ず勝つよ!
時間無制限 ノールールマッチ、勝つのはこの俺だ!
そういえば、決闘とか言ってるけど、
まだ決闘日時は決まっていない。
決闘時刻は予定よりも少し早めに伝えておこう。
精神的に優位に立つことは重要だ。
宮本武蔵も故意に約束の刻を違えて、
敵の虚をつく兵法を用いていた。
私:「小次郎っ(痛風男) 破れたり!」
と、鼻息を荒くしていたが、
よくよく考えると痛風男にはこの手は使えない。
何故なら、
彼は待ち合わせ時刻にまともに来たためしがないからだ。
とても時間にルーズな人間なのだ。
I can't fry
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 行け!稲中卓球部・・・
思春期の少年、少女の青春を描いた感動作。
下品だのくだらないだの言われていたが、
1996年に第20回講談社漫画賞一般部門受賞作品に輝いた。
詳しくは「行け!稲中卓球部」をご覧下さい。
※2 巌流島の決闘・・・
宮本武蔵と佐々木小次郎が対決した場所。
アントニオ猪木vs マサ斉藤という名勝負も忘れられない。
日本プロレス史上に残る名勝負だ。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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