2008年8月15日金曜日
サラリーマン金太郎
幼馴染の友人と会った。
年末に鍋パーティをやって以来、半年ぶりの再会だ。
彼とは小学校からの腐れ縁で、とても型破りの人間だ。
昔はよく悪さをして怒られたものである。
とは言っても、要領の良い私は怒られることはなく、
いつも決まって怒られるのは彼だけだった。
高校の面接時には、入学前に先生目を付けられていた程だ。
先生:「眉毛を剃り上げて、気合が入っていますね。」
実は、彼は決して気合を入れていたわけではない。
彼の体毛は人と比べ、極端に薄いだけなのである。
そんな不遇な少年時代を送ってきたせいか、
今の彼はとても怒りっぽい。
カルシウムが極端に不足しているようだ。
大人なので、ミルクを飲みに行く訳にはいかないので、
この日は居酒屋でいろいろと語り合った。
彼は会社の二代目社長と目されている男なので、
いろいろと気苦労が絶えないようだ。
この日も会社の経営についてかなり熱く語っていた。
というよりも、かなり怒っていた。
その姿は高橋克典似のルックスとあいまって、
サラリーマン金太郎※1のようである。
そんな彼も、何故か私にはとても優しい。
どうやら、私のことが好きみたいである。
でも、残念ながら私にはそっち系の趣味はない。
彼とは社会人になってからも、いろんな遊びをやってきた。
スキムボード※2やスノーボード、エアガンにゴルフと
ありとあらゆる遊びに手を出してきた。
朝4時に起きて内海の海でスキムボードにいそしみ、
休日はエアガンを背負って公園の蜘蛛を退治し、
夜はゴルフの打ちっぱなしに出掛ける。
そんな生活を送っていた日々が懐かしい。
とてもバブリーな男で、趣味には金を惜しまないタイプだ。
私はというと、とてもケチな男※3である。
でも、経験しないと気が済まないタイプなので、
何にでも手を出してしまう。
そして、基本的に飽き性なので長続きはしない。
私と出会い、使った時間を無駄だと思わないで欲しい。
人と人が知り合った時間は
すべて有意義だと私は思っているから。
そんな飽き性の私に、
徐々に彼の怒りの矛先が向いてくる。
気が付くと、彼の鼻息はドンドン激しくなっていた。
金太郎:「フン! フン! フン!フン! フン!」
やばいっ、爆発寸前だ。
サラリーマン金太郎は興奮しすぎて、
特命係長・只野仁※3になっていた。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 サラリーマン金太郎・・・
元暴走族のヘッド矢島金太郎が事故で漂流中の
会長を助け、サラリーマンとして活躍する物語。
主人公の何事にも本気でぶつかっていく姿に
周りは巻き込まれていく。
※2 スキムボード・・・
波打ち際を厚さ2cm位の薄い板で水の層を滑るスポーツ。
ボードを抱えて砂浜をダッシュし、
ボードを水の上に落として素早く飛び乗る。
スケボーの海バージョンっていったところかな。
※3 ケチな男・・・
ものを大切にする心。それはとても地球に優しいことである。
ISOJINは幼い頃の習慣により、エコな精神が身についている。
詳しくは「七つの習慣」をご覧ください。
※4 特命係長・只野仁・・・
昼間は普段は地味で冴えない窓際係長だが、
社内外のトラブルを解決する闇の顔も持っている。
特技はSEXと空手。
その荒々しいSEXは全ての女性を魅了する。フン!フン!
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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