ZOOM ZOOM ZOOM!!
ISOJINマニアの皆様。
随分引っ張ってしまいましたが、
いよいよISOJINカーの発表の時間がやって参りました。
気になる私の新車は・・・。(中古だけど・・・)
ジャカ ジャカ ジャカ ・・・ ジャン!!
マツダのアクセラスポーツ※1だ!!
えっ、何それ??
って声が聞こえてきそうだ。
アクセラは日本では、あまり知られていない車である。
でも、欧州(特にドイツ)で強い車である。
全長4480-4510mm、全幅1745mm。
かなりコンパクトなボディに
2リッター150psのエンジン。
ちょっとエンジンに魅力がないが、
楽しめそうな車である。
(ヨーロピアンな私にピッタリ!!)
でも、マツダは日本国内ではイマイチ人気がない。
「マツダ地獄※2」という言葉もあるくらいだ。
あまり知られていないが、
マツダは強い信念をもった良い会社。
ロードスターを作り続けたり、
ロータリーエンジンを追求する姿勢は素晴らしい。
そして、何より担当の販売員が素晴らしかった。
ここで、担当者の素晴らしい
営業トーク(?)の一部を紹介する。
<Round1>
販:「奥様の実家は静岡なんですね。」
妻:「○○さんは、どちらなんですか?」
販:「北海道です。」
妻:「えーーーーっ、北海道なんですか?
洋ちゃん(大泉洋)と一緒ですね。」
一気に、洋好きの妻のハートを鷲掴み。
(やるなぁ、販売員!!)
女性が財布を握っていると言われている。
販売員はその財布の紐の心を
しっかりと握っていったのだ。
私は一気に戦闘モードに入った。
なんせ、私は交渉人※3(タフネゴシエーター)。
交渉ごとは大得意なのだ!!
<Round2>
販:「ご主人はこの車買ったら、どこに行きますか?」
私:「とりあえず、城巡り※4したいですね。」
販:「私もお城大好きなんです。」
私:「えっ、そうなんですか?
先週、犬山城行ってきたんですよ。」
販:「小牧・長久手の戦いですよね。」
私:「そうそう、良く知ってますね。犬山城は・・・。」
話はまだまだつきない。
<Round3>
販:「私、考古学が好きで、
最近は戦国時代が大好きなんですよ。」
私:「考古学って、インディジョーンズみたいですね。」
販:「そうそう、特に、エジプトが好きで・・・。」
私:「そうなんですか? そういえば昔
吉村作治さんの講演聞きに行きましたよ。」
販:「吉村さんですかぁ。
ツタンカーメン、最高ですよね。」
私:「えぇ、ハワード・カーターですよね。
あのぉ、ファラオの呪いで出資者の・・・。」
販:「カーナボン卿(笑)。
呪いには実はいろんな説があって・・・。」
話はドンドン盛り上がる。
<Round4>
私:「そうそう、考古学好きだったら、
シュリーマン※5好きですよね。」
販:「シュリーマンはロマンがありますよね。」
私:「私なんか、ムッチャ刺激されて、
つい瑞浪に化石を堀りに行っちゃいました。」
販:「実は、私も北海道でアンモナイト掘ってました。」
コロコロ代わる虹色トーク。
話は一向に尽きない。
ふと、隣を見ると
妻のすっとんきょんな顔が飛び込んできた。
レインボートーク、封鎖できません!!
そんな声が聞こえてきそうだ。
残念だったが、
私は話を途中でやめて帰る事にした。
帰り際、販売員さんから・・・、
<Round5>
販:「ヤンマガのセンゴク読んでみてください。
絶対好きなはずです!!」
こんな言葉をかけられた。
車の話は全くしなかった。
完全に、仕事そっちのけだ。
(センゴクは読んでみるね。)
私はその日、マツダで車を買う決心をした。
5ラウンドKO負けである。
人って案外そんなもんだ。
結局、私はヘボネゴシエーターだった。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 アクセラスポーツ・・・マツダの世界戦略車。アテンザに並ぶマツダの代表格。
名前の由来は「卓越したアクセル」からきている。
※2 マツダ地獄・・・
マツダのディーラーしか満足のいく値をつけてくれないこと。
※3 交渉人真下正義・・・
踊る大走査線のスピンオフ作品。
主演:ユースケサンタマリア。
キャッチコピー:He's back up?(彼は脇役だろ?)
ここからさらにスピンオフ「逃亡者木島丈一郎」が生まれた。
※4 城巡り・・・
歴史を肌で感じる事はズバラしい。
詳しくは「戦国BASARA」をご覧下さい。
※5 シュリーマン・・・
ドイツの考古学者、実業家。
ギリシャ神話の伝説の都市トロイアが
実在することを発掘により証明した人物。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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