金華山に行ってきた。
金華山は岐阜市の中央に位置する
標高 329mの山。
山頂には魅惑の岐阜城が佇んでいる。
<概要>
城名:岐阜城(別名:稲葉山城)No.39
所在地:岐阜県岐阜市
築城年代:天文8年(1539年)
築城者:斎藤道三
主要城主:斉藤氏、織田氏
特徴:斉藤道三の居城として有名。
戦国時代、織田信長が天下平定の拠点とした城。
う〜ん、城マニア※1の血が踊る。
山頂までは金華山ロープウェイで約3分。
ちなみに、往復料金は1,050円。
でも、私はロープウェイは使わない。
決して、ケチっている訳ではない。
天下布武の拠点、金華山を
この足で制覇したいと考えているからである。
金華山は難攻不落の山。
登山家※2としての血がうなる。
道路標識にもこのような文言が・・・。
「急な斜面と切り立つ岩山のため、
山頂へのドライブウェイはありません。」
どうやら、山頂への道のりは険しそうだ。
(ほほぅ、やってやろうじゃないの。)
美濃を制する者は天下を制す!!
下克上じゃあーーー!!
いきり立つ、エセ戦国武将ISOJIN。
一方、ブーブー文句をたれながらも
必死で着いて来る妻。
そこに表れしは、分かれ道の看板。
右へ進むと馬の背登山道、
左に進むと瞑想の小径(こみち)。
人生の選択を迫られる。
馬の背登山道は、断崖・難所が多いため、
老人や幼児は無理のようだ。
一方、瞑想の小径は、眺望の良い登山道とある。
当然、私が選んだ道は馬の背登山道。
苦難こそ我が人生。
そんな私のポリシーに
さっきまで黙って着いてきた妻が噛み付いた。
と、いうことで瞑想の小径にあっさり変更。
(どうせ、俺のポリシーなんて・・・。)
気楽に臨んだはずの瞑想の小径。
ゴツゴツな烏帽子岩が随所にあり、
意外と難所であることが判明。
妻:「もう、あなたには着いて行けません。」
(やばい、ご立腹だ。)
あたふたする私に、
こんな格言看板が飛び込んできた。
パ:「人間は考える葦である。」
(浅はかな生き方を考え直さないと・・・。)
考えることが人間の唯一の取り柄である。
シ:「なんというすばらしい傑作だ。人間という奴は!」
(そう、人間って面白い!!)
いろんなことを考えさせられる登山道。
妻は怒りと疲労でボヤきが止まらない。
実は、この瞑想の小径、勾配が結構激しい。
急な勾配が我々の体力を蝕んでいく。
妻にいたっては疲れすぎて、もうフラフラだ。
そんな私たちの前に、またまた格言看板が・・・。
ガ:「それでも地球は動いている。」
(そりゃあ、足下がおぼつかないからね。)
そんなこんなで、
ようやく山頂にたどり着いた。
妻:「キャーーーーー!!」
妻がいきなり、悲鳴をあげた。
なんと城主自らご挨拶。
おぉ、美濃のマムシ(?)※3だ!!
金華山329mから眺める濃尾平野は絶景!!
気分はまさに、天下布武。
天空の城※4、と言っても過言ではない!!
(天守閣はちょっぴりしょぼいけどね。)
そんな私の脳裏に、一つの疑問が浮かんだ。
何故、金華山に世界の偉人の格言が・・・??
迷走の小径は、まだまだ続きそうだ。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 城マニア・・・名だたる武将が眺めた景色を同じ場所で感じる。
こんなに素敵なことは他にはない。
詳しくは「戦国BASARA」をご覧下さい。
※2 登山家・・・
ISOJINは山を登り続ける。
それは、そこに山があるからだ。
詳しくは「バーティカルリミット」をご覧下さい。
※3 美濃のマムシ・・・
下克上によって油商人から
戦国大名に成り上がった斎藤道三の異名。
※4 天空の城・・・
天に浮かぶ幻の城ラピュタ。
私はそんな夢のある話が大好きだ。
詳しくは「天空の城ラピュタ」をご覧ください。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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