「こどもはまだなの?」
実家に帰る度、
親や親戚から何度となく浴びせられるこの言葉。
何の気なしに発していると思うのだが、
当の本人にとっては結構つらいことがある。
(;≧皿≦)。゜°。 ウゥゥゥッ!!
かくいう私も34歳。
結婚して、はや9年目である。
好き放題やりたいことをやっているが、
こどもだけがまだ出来ていない。
完全なる、DINKS※1世帯。
ただ、好き好んで
こどもを作らないわけではない。
こどもは大好きだし、
やることもきちんとやっている。
なのに、何故か妊娠まで辿り着かない。
基本、楽観的な性格な私だが、
年齢的なことも相俟って少々焦り出した。
もしや、無精子病では・・・??
(;¬_¬)・・・・。
さすがの私も不安がつのる。
確かに、思い当たるふしはいくつかある。
思い起こせば、学生時代。
サルのように、自己処理に励んだ懐かしの日々。
(;´Д`)ハァハァ
まさに、欲望の赴くままに生きてきた。
そんな過去を思い出し、
懐かしながらも悔やんでいた。
実は、ある噂を思い出したからだ。
「成人男子が生涯に製造する精子の量には、限りがある。」
(;゜0゜)ハッ!
まさか、もう、打ち止め・・・。
ガビ━━Σ( ̄ロ ̄lll)━━ ン.
若干34歳にして、
既に枯れ果ててしまったのか??
不安が不安を呼ぶ。
寄せては帰る、自責の念。
私は居ても立ってもいられなかった。
そこで、妻とともにレディースクリニックに駆け込んだ。
私:「先生、なかなかうまくいかないんですけど・・・。」
先:「大丈夫ですよ。まずは検査から始めましょうね。」
と言って、おもむろに渡された古びたエロ本。
女医とエロ本。
シュチュエーション的には興奮するが、
あまりに業務的なその態度に少々萎える。
( ´・ ω・`)ショボーン
少しは恥じらいがあった方が、
男ってもんは萌えるってもんである。
「先生も男心がわかってないなぁ。」
プロ意識がなんたるかを考えつつ、
恥じらいながらもエロ本を手に取る。
まぁ、このエロ本がボロいこと。
表紙は半分くらいなくなっており、
中身についてもセロハンテープでつぎはぎだらけ。
一体、何人の男性諸君が
このエロ本にお世話になったことか・・・。
ΣΣ(・c_,・。ノ)ノ.
これだけ活用されたら、このエロ本も本望だろう。
(エコロジーにもほどがある。)
若い看護婦さんに個室へと、いざなわれた私。
パンツを下ろし、いざことに及ぶ。
味気ない個室には、
ティッシュとゴミ箱これ見よがしに置いてある。
しかも、仕切られている扉はすこぶる薄い。
どうにもこうにも、気分が乗ってこない。
もう、サルのような学生時代がウソのよう。
私のJrが反応しないのだ。
「勃て、勃つんだ、ジュニアぁーー!!」
一向に起き上がらない私のJr。
まるで、死んでしまったかのよう・・・。
今時珍しい、海苔のようなデカいモザイクに、
完全ノックアウト。
私:「精々、ギリモザじゃないとツラいよ。」
ノーモザイク派な私は、一人個室で愚痴をこぼす。
ε=( ̄ 。 ̄;)フゥ.
でも・・・、
嘆いてばかりもいられない。
控え室には、かわいい妻と女医が待っている。
そこで、いつもより激しく右手を上下してみる。
(;´Д`)ハァハァ
が、
焦れば焦るほど、
血の気がひいていく我が海綿体。
うぅ、このままでは埒(らち)が明かない。
こうなったら、思い切って作戦変更。
考えるから、ダメなんだ!!
Don't think. Feeeel !!
私は巻末の小説を脳裏に刻み、
五感を研ぎ澄ました。
いわゆる、心の目でみるってヤツだ。
すると、瞬く間に全身の気が局部に集中。
そして、なんとか無事に射精成功。
( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ.
いつも早漏気味の私だが、
果てるまでに約30分の時間を要した。
教訓:レディースクリニックに行くときは、
至極のマイエロ本を持参しよう!!
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 DINKS・・・
共働きで子供がいない夫婦のこと。
Double Income No Kids(共働き収入、子供なし)の頭文字。
(注)ISOJIN Blogは架空の物語です。過去、あるいは現在において、たまたま実在する人物、団体、出来事に類似していても、それは偶然に過ぎません。
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