2ヶ月程前、私は富士山を制覇※1した。
達成感は味わうことが出来たのだが、
周囲から賞賛されることは一切なかった。
何故なら、登ったことを
信じてもらえなかったからだ。
妻からは疑いの眼差し※2。
精神的に追い込まれるオオカミ少年。
「ホントに、富士山に登ったのに・・・。」
幾度となく口にしたこの言葉。
(あぁ、無情。)
達成した後に押し寄せる虚無感。
そして、誰からも理解されない寂寥感。
過去にすがる、覇気のない日常。
現状を変えたい!!
あの頃の自分を取り戻したい!!
もう一度、日本一※3を目指すんだ!!
ということで、
琵琶湖サイクリングを敢行することに・・・。
琵琶湖とは、言わずもがな
日本で最大の面積を誇る湖だ。
その面積は670㎢で、
滋賀県の六分の一を占めるほどである。
簡単に達成出来る目標ではないが、
達成せずにはいられない。
早速、私は準備作業に着手することに・・・。
参考までに、私が用意したものをご覧下さい。
<用意したもの>
○自転車[シェーボ]
自分にあった自転車がベスト。
ちなみに、私はあさひ自転車のPBのクロスバイク。
レンタサイクルっていう手もあるね。
○リュック[コールマン]
汗まみれになるため、
キャリアに乗せるタイプの方が良い。
(金欠な私は残念ながらリュックに・・・。)
○ヘルメット[BLIKO]
これさえあれば、多少の事故なら大丈夫。
自分だけ助かりたい人の必需品。
頭が蒸れるので、髪の薄い人は要注意。
(ちなみに、私のメットはオレンジ色。)
以上、三点はサイクリングには欠かせない。
以下にご紹介するものは、
長距離サイクリングにおススメの商品だ。
○サドル[GEL付きサドルパット]
お尻にかかる重圧は計り知れない。
お尻に優しいものを選ぶと良い。
○手袋[軍手]
マメが出来るとサイクリングに、
集中出来たもんじゃない。
滑り止め付き軍手がベスト。
サイクリンググローブなんて洒落たモノは
私には似合わない。
以上、二点は買って損はない逸品だ。
長距離サイクリングは
特にお尻に負担がかかる。
サイクリング後、私のお尻はいつも、
猿のように真っ赤に腫れあがる。
身を守る唯一の手段は三点支持。
お尻と両手に均等に体重をかけるのだ。
それだけでも、
お尻にかかる負担はだいぶ違う。
サドルパッドと軍手は決して
格好良い物ではない。
私は見かけより、実用性を重視するタイプである。
でも、細かなことを気にしないと、
こんなことに・・・。
○スパッツ[しまむら]
空気抵抗を少なくするため、
体に密着したモノが良い。
私はこのスパッツを使用することはなかった。
いや、「使用出来なかった」
と言った方が正しいのかもしれない。
サイクリング前日、
私がスパッツを試着していると・・・、
妻からは、まさかのダメだし。
妻:「それって、モモヒキだよね。
お願いだからそれだけはやめてくれる。
どう見ても、犯罪だから・・・。」
鏡を眺めてみると・・・、
私の大事な部分は、明らかにモッコリ。
男性ホルモンを
ガンガンにまき散らしていたようだ。
私の頭の中では、
こんなイメージだったのに・・・。
どうやら、シマムラの1,000円モモヒキでは
ピタッと感は出せなかったようだ。
残念ながら、
このモモヒキはタンスの肥やしに・・・。
あぁ、安物買いのゼニ失い。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 富士山を制覇・・・登山家ISOJINは毎年御在所岳に登っている。
急に登ると、心臓に負担がかかる。
詳しくは「富士山(後編)」をご覧下さい。
※2 疑いの眼差し・・・
幾多の困難を乗り越え達成した富士登山。
でも、一つも証拠がなかった。
詳しくは「富士山(教訓編)」をご覧下さい。
※3 日本一・・・
誰もが憧れる日本一の称号。
そこには、二番以下を寄せ付けない
圧倒的な存在感がある。
詳しくは「もののけ姫」をご覧下さい。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。