ISOJINマニアの皆様に、二つクイズを出します。
1) 日本で一番高い山は富士山ですが、二番目は?
2) 日本で一番大きな湖は琵琶湖ですが、二番めは?
おわかりになりましたか?
(わかった人がいたら、大したものです。)
でも、二番って印象に残らないものである。
っていうことはやっぱり、
ナンバーワンを目指さなければならない!!
と、いうことで富士山を制覇する事を決意。
いきなり、富士山というのはキツいので、
毎年登っている御在所岳※1で腕慣らし。
メンバーは、金八会の懲りない面々だ。
ビニール男邸で待ち合わせ、いざ出発!!
相変わらず、ビニール男の持ち物は少ない。
もちろん、持ち物はビニール袋一つ※2である。
しかも、夜勤明けで、テンションはマックス。
ビ:「たぁ君、二往復しちゃうよぉ〜。」
(とても、厄介な男である。)
道中、コンビニでカップヌードルを買い、腹ごしらえ。
食べ終わるや否や、登り始める。
今回のコースは本谷コース。
初心者は決して足を踏み入れてはならない獣道。
御在所岳の中でも、
最も過酷と言われるコースである。
困難こそ、我が人生。
私は壁が高ければ高い程、燃えるタイプである。
登り始めて、10分程経過する。
突然、妙な違和感が私の体を襲った。
ピキューーーーーーーン!!
先ほど食べたカップヌードル(カレー味)たちが、
喉の奥で暴れ始めたのだ。
ヤバイ、タタリ神だ!!
冷や汗が止めどなくこぼれ始める。
でも、まだ登り始めて10分しか、経っていない。
(ここでダウンしたら、完全に笑い者だ。)
小さなプライドから、
「休憩したい。」という簡単な一言が出て来ない。
喉の奥でヌードルたちが出たり入ったりする。
(おはよう、こんにちは。)
うぅっ もうっ、限界だぁ〜!!
重くなる足取り、溢れ出す大粒の冷や汗。
そんな私の異常な姿を
すかさず察知してくれたのが金八先生だ。
金:「むっちゃ、顔色悪いじゃん。」
私:「なんか、いきなり吐気がもよおしてきて・・・。」
金:「休憩しよっ。」
(ふぅ、助かった。)
この時、私の顔色は生気がなく真っ青。
明らかにヤバい雰囲気だった。
生きろ!!
みんなからの熱いメッセージが伝わり、
私は無事生還するこが出来た。
(助かったぜい!!)
高山病※3(?)おそるべし!!
そんな弱り切った私を見て、痛風男は一言。
痛:「しょぼっ!!」
(くっそーーっ!!だから、言いたくなかったんじゃいっ。)
5分程、休憩し、山登りを再開。
(ふぅ〜、やれやれだぜ!!)
本谷は道らしい道はなく、ほぼ岩登りに近いコース。
もちろん、道の整備は行き届いていない。
当然、すれ違う人もいない。
たまに、聞こえる不気味な音がやけに気になる。
途中、遺影を見たときは正直ビビった。
(確かに、ここから落ちたら確実に死ぬなぁ。)
しかも、蚊の大群、ヒル、ブヨ、ヘビなどが
次から次へと襲いかかる。
あらゆる外敵と戦いながらの御在所岳本谷コース。
登山をしていて恐怖を味わえるという点では、
スリルがあって面白かったと言える。
まるまる三時間程かけて、
私たちは今年も御在所岳を制覇することが出来た。
さて、二週間後はついに富士山に挑戦。
富士山登山の様子はこちら → 富士山(準備編)
あぁ、先が思いやられる。
(クイズの答え・・・ 1.「北岳」 2.「霞ヶ浦」)
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 御在所岳・・・三重県にある標高1212mの山。
詳しくは「バーティカルリミット」をご覧下さい。
※2 ビニール袋一つ・・・
ビニール男は常にビニール一つで行動する。
もちろん、足りないものは現地調達だ。
今回もTシャツの替えを持って来なかった。
詳しくは「お父さんは心配症」をご覧下さい。
※3 高山病・・・
2400m 以上の山に登り酸欠状態になると、
頭痛、吐気、目眩などに襲われる症状。
ヒドい場合、死に至ることもある。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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