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2009年7月11日土曜日

サンデードラゴンズ


草木も眠る丑三つ時
世間が寝静まった頃に痛風嫁からメールが来た。

嫁:「明日、ZIP-FMの生放送に出演します。」

ジっすかぁ~!!

ZIP-FMとは、名古屋人から

絶大な支持を集めるラジオ放送局のことである

あの大根役者※1も、
ついにセレブの仲間入りか・・・。


その夜、私はウィスキーグラスを片手に
朝まで静かにサントリー角瓶と語り合った。

ジッピーな私にとって、喜ばしくもあり、

また、とても羨ましかったからである。

でも、感慨にひたってばかりもいられない。

痛風嫁のトークを是非、拝聴しなければ・・・。

翌日、携帯ラジオを片手に名古屋ドームに
向かった

そう、この日は金八会「夏の陣」と題して、
編集男幹事のもと、野球観戦を行ったのである。

金八会は、高校時代の仲良し5人組+嫁たち。

サラフォー、いやアラサーの集まりだ。(byビニール男)

当然、痛風嫁は仕事のため欠席。

集合時間は12時半。

道中、12時からの生放送を聞くために、

携帯ラジオのアンテナをたてる。

(あれっ、電波が届かない。)

さすがに、
地下鉄内ではラジオは聞けないよ
うだ。

痛風嫁のせっかくの晴れ舞台

残念なことに、聞き逃してしまった。

ェーーーー!! 

ガックリ肩を落としていた私に痛風男から一言。

痛:「4時頃から収録したヤツを放送するよ。」

ジっすかぁ~!!

その時間はゲーム中だが、全然大丈夫だ。

なんてったって、
私は野球に関してはとことん興味が
ない。

つい先日、バッターがボールを打ったら、

右に走るということを知ったくらいである。

顔だけはサンデードラゴンズの司会者、
CBCの若狭敬一
アナに似ているのだが・・・。















幹事の編集男は野球がわからない私のために、
いろいろと懇切丁寧に教えてくれた。

・野球は9人対9人の球技。
・各チームが攻守に分かれて試合をする。
・攻撃側は1人ずつ打席に立ちピッチャーの投げる
球を打つ。
・四角形のベースを回ってホームに帰ってくると点が入る。


なんとなく、面白そうなスポーツ
だということだけはわかった。


編集男に誘われ、席に着く。

今回は、5階のクリーム色の席からの観戦。
(三塁側 5階 59列 384番)

私:「あれっ、部屋で見ないの?」

キィーーーーーーーッ!!

(みんなの反感を買ってしまった。)


なんせ、私はVIPルーム※2でしか
観戦したことがなかったから・・・。


どうやら、庶民は狭いベンチで
観戦するのが
一般的のようだ。

(なんだか、窮屈である。)


この5階席はなんだか急勾配で、とても怖い

案の定、妻は応援に夢中になるあまり、
前の席めがけて落っこちそうになっていた。


さて、今日の中日の先発は吉見一起、
広島は前田健太である。


3回表、2死一、二塁から栗原の右前適時打で1点を先制。
5回裏、トニ・ブランコの2試合連発25号ソロで同点に・・・。
6回裏、無死一、三塁から森野将彦の左前適時打で1点を勝ち越した。


6回は勝ち越し点のあと、
一死満塁のチャンスに藤井に代わって代打立浪




















会場にドヨメキが広がる。


なんてったって、

今季で引退を表明している立浪和義の登場だ。

盛り上がらないはずがない。


残念ながら
打ち取られてしまったが
私の胸の高鳴りはおさまらない。

これこそ、スターというものである。

そして、8回表にはピッチャー吉見に代わり、
我らが浅尾拓也の登場だ。














そう、浅尾と私たちは同じ高校※3の出身。


ちなみに、私の弟とは同級生である。

弟の話によると、浅尾は高校時代、
キャッチャーだったらしい。

日本福祉大学に入ってから、
監督にその才能を見いだされたようだ。

もし、高校の監督に見る目があったら・・・。

(トド監督だったら、無理かぁ??)

みんなが浅尾の活躍を心より祈る。

浅尾は150キロを超す豪速球で会場を沸かせる。

ランナーを2塁において、
ピッチャー浅尾
が振りかぶって投げた。

カキーーーーーン

これは、ヤバイ!!

打球は大きく伸び、レフト前に・・・。

このピンチを救ったのが、和田
一浩である。














和田から谷繁への、レー
ザービーム ピカーーッ

谷繁
元信の見事なブロックもあり、
浅尾投手、そしてドラゴンズのピンチを救ってくれた。

結局、試合はそのまま2対1で中日が勝ち2連勝

無知な私でも存分に楽しめるゲーム内容で、
あっという間の3時間だった。















試合が終わって、ふと冷静になる。

っ そういえば、痛風嫁の大根トーク

あーぁ、またしても聞き逃してしまった。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 大根役者・・・
   痛風嫁はウソがつけない性格である
   そのため、演技はとてもぎこちない。
   詳しくは「水曜どうでしょう②」をご覧下さい。
※2 VIPルーム・・・
   名古屋ドームにはスィートルーム「プライム1」という
   高級ホテルの一室のような豪華な部屋がある。
   セレブISOJIN御用達の部屋である。
   詳しくは「男はつらいよ」をご覧下さい。
※3 同じ高校・・・
   浅尾投手の不屈の闘志を育んだのは、
   厳しい高校時代の校訓のおかげかもしれない。
   詳しくは「mixi」をご覧下さい。



(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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