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2009年9月6日日曜日

賭博黙示録カイジ


韓国出張に行って来た。

実は、この出張、出張とは名ばかり。

大きな声では言えないが、
ほとんどお遊びという出張なのだ。


(いわゆる一つのカラ出張!?)


9月4日(金)午前8時、セントレア空港に集合。

平日だと言うのに、結構込んでいる。

残念ながら、エコノミー席は満席。

ということで、ビジネスクラスにランクアップ。


(ラッキー!! なんだかツイてるゼィ!!)

宿泊先は、ミレニアム・ソウル・ヒルトン。















このホテルは、ソウル中心部
南大門に位置する超高級ホテル。


名前を聞いて、

ピーーンときた人もいるかもしれない。

目的はそう、Seven Luckカジノ
※1














何を隠そう、ボスは無類のカジノ好き。

暇さえあれば、カジノに行くほどの男だ。

ケチな私であるが、
この日のために必死こいて裏金を用意した。

(一攫千金、なんて素晴らしい響き・・・。)

賭場は金曜日ということもあって大賑わい。

ざわ ざわ ざわ・・・・。

私が出来そうな低いレートの席はすべて満席。

仕方がないから、
取り敢えず、ルーレットでもやってみる。

まずは、一万円
(約130,000ウォン)を換金。

数字に賭けてもまったく当たる気がしないので、
赤と黒の二分の一の確率に賭けてみる。

赤か黒か?

運を天に任せ、
黒に10,000ウォン(約700円)を賭ける。

結果は・・・・、 黒。

私:「おっしゃぁ、キタぜ、ビギナーズラック!!」

割とゲンを担ぐタイプなので、
その後も、三連続で黒に賭けた。

それが、見事に的中

ものの五分で持ち金は1.5倍に・・・。

(なんだか、今日は冴え
ている。)

さすがに、四連チャンは続かないと思い

四回目は赤に・・・。


私:「赤よ、来い!!」

なんと、またしても的中。

(もしや、オレってギャンブルの天才かも???)

でも、そう思ったのが運の尽き。

調子に乗って賭け続け・・・、

気がつくと、手元資金は
20,000ウォン(約1,400円)に・・・。

うぅ、救えねぇ。

博打は熱くなった時点
で負け。

これが現実っ・・・・!

そこで、私はおもむろに席を立ち、

ブラックジャックのテーブルに移動。

掛金は20,000ウォンと少々お高いが、
ここで一発勝負である。

勝てば再生、すべてが報われる。

気分を一新し、一枚目のカードに集中する。













私:「おしっ、来い!!」

スペードのエース。

(こっこれは、ツイている。)

私:「ピクチャー カモン!!」

ハートのクィーン。


私:「よっしゃぁーーー!!」

いきなり、ブラックジャックである。

配当はなんと1.5倍。

(やっぱり、今日のオレはツイている。)

そんな調子で三日間、
私はギャンブル三昧の生活を送っていた。

三日目の朝、
ついに私の財布はスッカラカンに・・・。

有り金全てを使い果たした私は、
VIPルームにいるボスの様子を見に行った。

生粋のギャンブラーともなると、
パンピーとは博打をしないのだ。

ゆるいスロープを昇り、高い敷居を跨ぐ。

そこは、さすがVIPルーム。


庶民の席なんかとは格が違う。

椅子からして超豪華。

ゆっくりと、くつろげる仕様になっ
ている。

当然、飲食メニュー(無料)もバラエティに富んでいる。

VIPルームの雰囲気に圧倒されながらも、
私はボスに現状をご報告。

私:「ボス、全部すっちゃいました。」

ボ:「仕方ねぇなぁ。これで遊んどいて。」

ボスは100,000ウォンのチップを
ポーンと放り投げた。


私:「ありがたき幸せ。」


地面にひれ伏す庶民代表。

感謝っ、圧倒的感謝っ・・・!

















しっ、この100,000ウォンで起死回生だ!!




















帰り際に、ふとテーブルカードを見ると・・・、

最低掛金は1回 500,000ウォン(約4万円)。

ェーーーーー!! ...ノ(,,゚Д゚)ノ ...

じょ、常軌を逸している。

とてもこんなテーブルでは出来やしない。

(ケチなオイラには至福の傍観がお似合いさ!!)

なんだかんだで、
あっという間に韓国出張(?)も終了。

いよいよ、日本に戻る時がやって来た。

フライト時間より早めに着いた私たちは、
仁川国際空港で時間を持て余していた。

ボ:「なんだか、今日は勝てる気がするんだよね。」

私:「ボスもお好きですねぇ。じゃあ、行っちゃいます?」

と いうことで、再び近くのカジノに・・・。

空港から約2分の
ゴールデンゲートカジノでリベンジだ!!













結果、ボスはバカラでツキまくり、
300万ウォン負けを50万ウォンまで取り戻した。

私はというと・・・、追加で5,000円の負け。

つくづくツイてない。これもある意味 才能か。)

結局、私はトータル
●●万円の負け。

うぅ、ギャンブルって恐ろしい。

最後に一つだけ良いことが・・・。

帰りのフライトも
ビジネスクラスにランクアップされたのだ。

うれしいんだけど、だけどもさ、
こんなことにツキを使って欲しくなかった。

やっぱり、私は小市民

  韓国ソウル出張★①カジノ編 ②観劇編 グルメ編 お土産編 

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 Seven Luckカジノ・・・
   外国人専用のカジノで、韓国人は入れない。
   入り口でパスポートチェックがあるので、
   パスポートは忘れないようにしよう。




(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。


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