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2009年8月27日木曜日

20世紀少年


ピーター・ドラッガーは
40年もの前に21世紀を断絶の時代※1と言った。














時代はまさに今、混沌に満ちている。


その「よげんの書」は、見事に当たったのだ。















今さらながら、
ドラッガーの先見力には驚かされる。

そんな目で、私の身の回りを見ると、
想像を超えることが起こっている。

例えば・・・、

私が生まれ育った故郷、常滑。

















焼き物しか取り柄がない街。

そして、かつては飲食不毛の地とも呼ばれていた街。

ケンタやモスなどの
飲食チェーンはことごとく撤退。

受験生には、「常に滑る」と書くため、
忌み嫌われる街 常滑。

そんな常滑の繁栄など
ジモティ誰もあり得ないと思っていた。

でも、最近では国際空港セントレアができ、
少々キテる感が出て来たのだ。










そんな我が街、常滑に、
今 さらなる追い風が吹いている。


その風とは、20世紀少年※2である。


20世紀少年とは、
浦沢直樹原作の超人気コミック。

その実写化のロケ地して、
常滑が選ばれたのだ。

(堤監督、あんたは見る目がありますぜ!!)

堤幸彦監督は愛知出身の監督で、
ケイゾクやトリックの監督としても有名。

個人的には、
独特の映像テクニックが好きである。

(確か、金田一少年もやって
たっけ??)

そんな堤監督に常滑の街が
目にとまったのは、偶然の賜物である。

20世紀少年第1章の、セントレア空港での1シーン。

(ユキジがバター犬、いや、麻薬犬を語るとこね。)

この撮影がきっかけで、
堤監督は焼き物散歩道と出会ったのだ。

まさに、運命的としか言いようがない。

散歩道を見た堤監督は、常滑を大絶賛。

堤:「昭和の時代の空気をそのまま
   冷凍保存していたような不思議な佇まいだ。」

(要は、ど田舎だってことね。)




















理由はどうあれ、
世界遺産級の風景」と評されたのだ。

(市民として、これ程うれしいことはない。)

そのため、映画の中には、
常滑の名所が随所に散りばめられている。

ケンヂが原付で走った土管坂





















ドンキーが駆け上った相持院の階段














ともだちが作り出した昭和の街、東窯工業




















これら全てが私の小学校区。

少年時代に見た風景が
奇跡的にそのまま残っているのだ。


(変わらないって、案外いいかもね。)


さすがのドラッガーも、常滑の変貌ぶりだけは、
予想出来なかったに違いない。

(そもそも、常滑 知らねぇか?)

私を育ててくれた常滑※3

これからは、恩返しの番である。

私はこれからもずっと
常滑を見届けていきたいと思う。

ともだち、最高!!


≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 断絶の時代・・・
   今の時代、既成概念を捨て去り、
   新しい挑戦をすることが大切である。
   過去の成功体験は全く通用しない。

※2 20世紀少年・・・
   浦沢直樹原作の長編サスペンス漫画。
   『21世紀少年』上下巻で完結する。
   ちなみに、私は長い間『21世紀少年』を知らず、
   ずぅ~っと物足りなさを感じていた。
※3 育ててくれた常滑・・・
   何事もやり抜く気持ち。
   そんな気持ちを育んだのはこの学校のおかげかも・・・。
   詳しくは「mixi」をご覧下さい。









(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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