2008年4月27日日曜日
あしたのジョー
高校時代の友人が結婚した。
見た目が、ボクシングの世界チャンピオン
内藤大助に酷似している友人だ。
(ちなみに、声はスピードワゴンの小沢さん。)
便宜上、ISOJIN Blogでは、
チャンプと呼ぶことにする。
互いに競いあったライバル。
あしたのジョーで例えるなら・・・、
細身のチャンプが矢吹丈で、
太身の私が力石徹といったところだ。
遡ること、3ケ月前。
チャンプから久しぶりに着信が入った。
チ:「嫁取りに成功したんで、
結婚式には是非出てくれ。」
私:「マジっすか?」
(こりゃあ、メデタイ!!)
私は祝い事大好き人間。
自称、余興請負人。
結婚式では「打倒!新婦」を目指している程だ。
私の余興人生、数え上げればキリがない。
はっぱ隊、バルーン三銃士、悲しいとき、
美女と野獣、ザ・リング、
アラジン、隣人AB、ひげダンス・・・。
新婦には悪いが、主役はこの私だぁぁ!!
(もう、考えるだけでも、楽しくて仕方ない。)
そんな浮かれている私に、
チャンプから衝撃のお言葉が・・・。
チ:「ちなみに、お前の出番はないからな。」
ウッソ━ーー(-`Д´-;)━ーーン!!
予想外のお言葉に、私は完全にノックアウト。
とても、ショックを隠しきれない。
「立て、立つんだぁ ISOぉぉぉ!!!」
私の耳には、確かに丹下段平の声が・・・。
新郎に釘を刺されたら、仕方がない。
ちょっぴり寂しいけど、
今回はおとなしくしておこう。
(呼ばれただけでも、良しとせねば・・・。)
私は気力を振り絞り、立ち上がった。
結婚式に出ると、
懐かしの友人と再会することになる。
ちなみに、私は学生時代から15kg増量中。
まさに、ヘビー級。
そんな私にとって、友人との再会は
嬉しくもあり、悲しくもある。
今から力石ばりのダイエットはとても無理である。
なんとか、スーツのシルエットで、
この体型を誤魔化すしかない。
クリーニングに出した一張羅のスーツを身にまとい、
私はさっそうと結婚式場に向かった。
待合室には、懐かしい顔がズラリ。
友:「おぉ、久しぶり!!」
私:「久しぶり!!元気?」
友:「よっ、ISOJIN!!な~んかデカくなったなぁ。」
(うるへーー!!)
久しぶりの再会に、華を咲かせる竹馬の友。
日本テレビの西尾由佳理アナ似の新婦を見て、
テンションがアップする私たち。
楽しい再会タイムは、あっという間に流れ・・・、
いよいよ待ちに待った披露宴。
待合室から会場に移動するその時、事件は起こった。
友:「おい、ISOJIN、股になんかついてるぞ。」
私:「悪い悪い、取って。」
友:「おぅ・・・、」
なんじゃこりゃあぁーー!!
松田優作ばりの叫び声。
お股を見てみると、
そこはエライことになっている。
なんと、そこには二つポッカリと穴が・・・。
ミステリーサークルが二つ。
しかも、こんな大事なところに・・・。
ちなみに、私の動物占いはたぬき※1。
風もないのブラブラさせていたからだろうか?
はたまた、尋常でない重みに耐え切れず、
引力の法則により破れてしまったのだろうか?
今となっては、真相はどちらでも良い。
クリーニング屋も言ってくれてもいいだろう。
こんなデカイ穴だったら、気づかないはずはない。
(オレも穿く時に気づけよ。)
恥ずかしくて仕方がない。
穴があったら、入りたい。
幸い、穴は二つもある。
でも、今さら着替えに帰るわけにもいかない。
かといって、
衣装を借りるのももったいない。
仕方がないから、そのまま大聖堂に・・・。
目の前には階段が高くそびえ立っている。
(下から見上げられたらおしまいだ。)
早くも第一関門である。
私は可能な限り内股になり、
悩ましげなポーズで階段を慎重に駆け上る。
披露宴の最中もテーブルクロスを
コタツのように使って、穴をひた隠しにする。
まさか、披露宴会場でコタツムリになるとは・・・。
盛り上がるどころの騒ぎではない。
私の意識はお股の穴に一点集中。
いや、正確に言うと二点集中だ。
おかげで、高砂の新郎新婦に
挨拶にも行けやしない。
つくづく余興がなくて良かった。
こんな状態で動きまくったら
完全にアウトである。
もしや、チャンプは
このことを見越していたのでは・・・?
いや、犯人はチャンプかもしれない。
私に余興させないために、
こんなに手の込んだことを・・・。
疑惑は深まるが、真相は闇の中。
こんなにお股を意識した披露宴は初めてである。
とにかく、私は疲れ果ててしまった。
燃えたよ、燃え尽きたよ。
真っ白にな・・・。
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 たぬき・・・
ゴリラ似のISOJINは動物占いではたぬきである。
他人軸の性格で、人に取り入るのがうまい。
詳しくは過去ログ「おいでよ動物の森」をご覧ください。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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1 件のコメント:
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