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2008年4月10日木曜日

スーパーの女


ユニーがユーストアを8月に吸収合併する。


年間28億円のコスト削減が目的だ。

ちなみに、我が家の食材は
いつもユーストアで調達している。


今の生活に支障がなければそれで良い。

ユーストアといえば、このメロディ。

「行かなくっちゃ行かなくっちゃ!ユーストア~♪」

中部地区の人であれば、
このCMは聞いたことがあるだろう。

ユーストア達人の私は
毎週火曜日にはこの歌を口ずさんでいる程だ。

CMって恐ろしい。

体に「火曜特売」が刷り込まれているのだ。

メロディに洗脳されてか、
買い物は嫌いではない。

スーパーに行くのは大好きである。

何せ私は幼少時代から、
試食※1で鍛えられているからだ。

スーパーの女、ならぬスーパーの男である。















先日、お好み焼きの具材の買い出しを頼まれた。

おつかいに行く時に重要なのは、
演出である。

仕方なく行くという素振りを
妻に見せつけておくのだ。


喜び勇んで出掛けてしまうと、
有り難味がなくなってしまうからだ。


これくらいの駆け引きは必要である。

私の買い出しはこなれたものだ。

手際良く、必要なものを買い揃えていく

私:「お好み焼き粉にキャベツにと。
   そんでもって、肉、卵、青海苔、小エビ・・・。」

   まぁ、これくらいあれば十分だろう。

   あっ、そうそう あとは、アイスクリームと。」















おつかいに行く時には、
必ず自分のために一品つけている。


やはり、何事もご褒美がないと、
やる気が出てこない。


一.主人、自ら之買い出しに行ずる時、
  アイスクリームを買うべし!」


よし、これを我が家の家訓にしよう!!

メタボ検診なんて、
気にしている場合ではない。


やりたいことは全てやる。

何が起きるのかわからない人生だから・・・


買い出しは終わり、無事に帰宅する。

ここでも、疲れた姿を見せつけることを忘れない。

多少の演出は必要だ。

いつものように甘いものを買い、
お小言を言われる。


ISOJIN家のいつもの風景だ。

お小言を軽く聞き流し、
お好み焼きの準備に取り掛かる。


まずは、キャベツを切るか。

キャベツ、キャベツと・・・。

あれっ ない。


99円の特売で買ったから、
記憶にはしっかりと焼きついている。


確かに買ったはずのキャベツがそこにはないのだ。

領収書を見ても、
確かに「キャベツ」と記載されている。


それなのに、肝心なキャベツはどこにもない。

まるで、キツネにつままれた気分である。

きっと、店員がキャベツを入れ忘れたのだろう。

私が入れ忘れるはずなどないからだ。

今更抗議をしても仕方がないから、
結局、泣き寝入りすることになる。

でも、妻から見れば・・・、

買い物ひとつも出来ないダメ亭主















アイスクリームなんて買ってる場合じゃない。

ましてや、家訓なんてもっての外である。

全ての演出が茶番に終わった。

ISOJIN家は、妻が私を吸収合併したようだ。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 試食・・・
   人の目を盗んで大量の試食をゲットする喜びは
   何者にも変えられない。
   詳しくは「メタルギア」をご覧ください。
※2 スーパーの女・・・
   スーパー大好き主婦が、幼馴染の経営する
   ダメスーパーマーケットを立て直していく。
   監督:伊丹十三 主演:宮本信子




(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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