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2010年10月3日日曜日

大高緑地公園

 
大高のラブホテル街を、
ゆっくりと時間をかけて練り歩く。














ここ最近の私のお気に入りの
ウォーキングコースである。

趣味実益を兼ねた、極上のライフスタイル。

継続するために、楽しむことは重要だ。

でも、このまま続けると、
さすがに手が後ろに回り兼ねない。

ということで、
泣く泣くコースを変更することに・・・。

少し足を延ばして、大高緑地公園へ。














うちの近所のマンモス公園。

ゴーカートやボート、
バーベキューにパターゴルフ。

子供から大人まで、
楽しむことができる公園だ。

その広さたるや、121.2ヘクタール

もう、デカ過ぎてそのスゴさを伝えにくい。

ランナーにも人気のランニングスポット

軽くストレッチをして、ジョグを開始する。

人気スポットの割に、
意外と、人気(ひとけ)が少ない。

ちなみに、時刻は午前5時

(少し早起きしすぎたかな??)

周りは、まだほんのりと薄暗い。

空は少しドンヨリとしていたが、
気分はとても晴れやか。

緩やかな坂道をゆっくりと駆け上がる。

高低差はなさそうみえるが、
思いのほか辛い。

ジョギング初心者の私には、少々荷が重い。

ふくらはぎは、小刻みにプルプルと震え出す。

早くも、限界寸前

それでも、ひたすら走り続ける。

10分程して、一つ妙なことに気がつく。

公園に来てからというもの、
誰とも出会っていない。

そう、只の一人ともだ。

かしいっ!!

さすがの私も、異変を感じる。

もしかして・・・。

嫌な記憶が蘇る。

大高緑地公園アベック殺人事件※1

日本中を震撼させた、
あの強盗殺人・集団強姦事件である。

急に、全身の毛が逆立った。

バいっ!!

何とも言えない不安に襲われる。

街灯もなく、人気も全くない大高緑地公園。

こんな所で襲われたら、一巻の終わり。

とにかく、いち早くここから逃げ出したいっ!!

全速力で、坂道を駆け上がる。

途中、ビニール袋が
無造作に置かれているのに気付く。

ちょうど、頭が入る大きさだ。

もしかして・・・。


ャぁぁーーーーーーーーっ!!


どうしても、嫌なイメージしか出て来ない。

さらなる、スピードアップをはかる。

かつてない負荷がかかり、心臓はもうバクバク。

今にも、飛び出さんばかり。

完全に、オーバーペース

でも、ここで止まったら・・・。

そう考えると、
ペースを落とすわけにはいかない。

とにかく、なりふり構わず走った。

見てくれなんて、なんのその。

一心不乱に、公園内を駆け抜けた。

気付いたら・・・、

いつの間にか公園を脱出していた。

我に返って、ふと周りを見渡す。

そこには、全く見覚えのない景色が・・・。

ここが、どこだかわからない。

ジョギングに来ていたため、
電話もなければ、お金もない。

しかも、

コンビニもなけりゃ、人もいない。

まったくもって、なす術がない。

途方に暮れるとは、このことだ。

と、そこへご年配のおじさまが・・・。

(ふぅ~、助かった。)

私:「すみません。道に迷ってしまったんですけど、 

   イオンにはどう行ったら良いですか?」

お:「ここからだと少しあるけど、
   この道をまっすぐ行って大通りを右方向に・・・。」

私:「ありがとうございます。」

人の温もりに飢えていた私は、
その優しさにかつてない感動を憶えていた。

と同時に、大量の汗が噴き出した。

緊張から解放された瞬間だった。

その後、軽くジョギングをしながら、
目的地イオンを目指した。

でも、なんだか様子がおかしい。

確かに、イオンの看板はあるが、
なんとなく違和感が・・・。

よくよく見ると、
イオン有松ショッピングセンター」と書いてある。












ッソ━ーー(-`Д´-;)━ーーン!!


目的地は、「イオン大高店」である。

30分の予定で出掛けた、早朝ジョギング。

気付いたら、3時間の時がたっていた。

ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━!!

やむにやまれず、
犬の散歩をする女性に道を尋ねる。

有松店の前で、大高店の行き先を聞く。
















これほど恥ずかしいことはない。

明らかに、迷い人

その後、雨に降られながらも、
1.5時間をかけて帰宅。

尋常じゃない汗と、雨のせいで、
すっかりびしょ濡れだ。

まるで、狐につままれたような一日。

自分でも、今だに何が起きたのか、
理解不能である。

大高緑地公園に人がいなかったのは、
たぶん、天気予報がだったからだろう。

ホントに冴えない日曜日。

でも、一つだけ良いことが・・・。

停滞期のため、
まったく減らなかった体重に変化があったのだ。

その日はじめて、80kgをきることに成功。

体重計は私を癒すかのように、
とても誇らしげに79.6kgを示していた。


≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 大高緑地公園アベック殺人事件・・・

   1988年2月、名古屋市緑区で起こった事件。
   残忍な手口と身勝手な犯行動機は、
   当時のマスコミを騒がせた。
   犯行グループの中には未成年が多かったため、
   その後の少年法に影響を与えた事件でもある。

(注)ISOJIN Blogは架空の物語です。過去、あるいは現在において、たまたま実在する人物、団体、出来事に類似 していても、それは偶然に過ぎません。

 

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