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2009年10月10日土曜日

走れメロス(後編)


前編をご覧になっていない方は、
前編よりお楽しみ下さい。 → 走れメロス(前編)


ダイヤモンドヘッドの麓(ふもと)に辿り着いた私。

目指すは、当然てっぺんだ。

門番の制止を振り切り、

6時の開門と同時に走り出す。

どうせなら、一番に頂上に登りたい!!

そこに、またまた行く手を阻むは、新手の門番。
















門:「One dollor please!!」

私:「Why?」

どうやら、入山料がかかるらしい。

(こういうことは、先に言っといてくれよ。)


私:「I have no money. Please Please!!」

門:「No!!」

(そんな怖い声で言わなくたって・・・。)


私は海外では、カードしか持たない主義である。

当然、現金など持ち合わせていない。


(やばい、ここまで来て撤退か・・・。)


額には大量の汗がにじみ出す。

必死になって、あるはずもない紙幣を探す。

私は海外用の財布に一縷(いちる)の望みをたくす。

すると、3枚のジョージ・ワシントン※1を発見。










いつぞやの旅行の残金である。

(助かったぁ。)

でも、たかが山登りに金をとるとは、
ダイヤモンドヘッドもえげつない。

(1ドルぽっちでも、オイラにとっては大切さ。)

変なところで足止めを喰らってしまった。

先を急がねば・・・。


ダイヤモンドヘッドはオアフ島の休火山。

いつ、また爆発するかわからない。

そんな恐怖と向き合いながら、
我々はひたすら山道を駆け抜ける。


山を登る前に、ツアーガイドから
こんな話を・・・。

19世紀、イギリスの水夫たちが
石灰岩をダイヤモンドと間違えたのが、
この山の名前の由来らしい。


こんな夢物語(?)を聞いていたの
で、
私は期待で胸いっぱいだった。

が、近くに来るとそうでもない。


単なる赤い土の塊だ。

でも、もしかしたら・・・。


と、
ギュッと目を凝らして探してみる。

さっきの1ドルの、元だけは取らないと・・・。

(どこまでケチなんだ。)


案の定、ダイヤらしき物体はどこにもない。

(当たり前か・・・。)


おっと、そんなことをしている場合じゃない
。

是が非でも、日の出までには頂上に登らねば・・・。

そう、富士登山リベンジ※2だ。

標高232mのダイヤモンドヘッド。


富士山に比べたら、大したことはない!!

山頂までの道のりは0.7マイル(約1.1km)。

1時間程で登れるらしいが、
そんな悠長なことは言ってられない。


日の出予想時刻は6時半。

なんとしても、30分で登りきる!!


今の私にとっては壮大な目標。

体内では早くも、乳酸が溜まり始めている。


そんな私を尻目に、同僚は走り続ける。

同:「すみません。先に行きます。」

(置いていくんか~い!!)


同僚の足取りは思いのほか軽かった。

ちなみに、ダイヤモンドヘッドはゆるやかで、
くねくねとしたコースである。














トレッキングには、ちょうど良い。


しばらく行くと、
目の前に階段がそびえ立つ。















ふと、手すりを持つと、妙な違和感が・・・。

右手を見ると、ベットリと
さびが・・・。

ぬおおおおーーーー!!

さびは、吹き出した汗と混ざり合い、

鮮やかな赤へと変化を遂げていた。


なんじゃこりゃぁーー!!












これでは、とても手すりを掴めない。

この巨体を二本の足だけで支えるのは、
さすがにキツい!!

階段を昇りきると、トンネルが表れる。














このトンネル、とにかく先が見えない。

その上、とても狭いのだ。

かがまないと、頭をゴツンとぶつけそう。

徐々に感じる頂上への気配。

私の足取りも次第に軽くなる。

薄暗いトンネルを抜けると、
そこにはさっきよりも長くて急な階段が・・・。





















もう、勘弁してくださいよぉーーーー。


五臓六腑が悲鳴を上げる。

心の臓は今にも飛び出しそうだ。

そんな私に容赦しないのが、

ダイヤモンドヘッドのスゴさである。

さらに、らせん階段が私を待ち受ける。














私の腿の筋肉は、今にも引きちぎれんばかりだ。

標高232mの山を完全に舐めていた。

ダイヤモンドヘッドは
そんな私に牙を剥いたのだ。

暗闇を抜け、いよいよ、頂上の展望台。

最後の階段だ。






















同僚はてっぺんで両の手を広げ、私をお出迎え。

同:「ISOJINさん、間に合いましたよ。」

太陽は・・・。

かろうじて、まだ登っていなかった。

間に合ったぞぉーーーーーー!!


360度の大パノラマが広がる絶景で、
私は声の限りを尽くし叫んだ。

すると、太陽が東の空からお出迎え。
















疲れは吹っ飛び、頭は空っぽ。

とても爽快だ。


この感動を、全ての人に届けたい。

(父さん、母さん、生んでくれてありがとう。)

でも、私には感慨に浸っている時間はない。

これから急いで下山し、
ホテルで朝食を食べなければならない。

(食への執念だけは、凄まじいのだ。)

朝食のタイムリミットは午前11時。

しかも、移動手段はこの足のみ。

走れ! ISOJIN。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 ジョージ・ワシントン・・・
   アメリカ合衆国初代大統領
。
   桜の木を切り倒したことで、一躍有名になった。
※2 富士山リベンジ・・・
   念願の富士山で日の出を見逃したISOJIN
。
   詳しくは「富士山(前編)」をご覧下さい」。



(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2009年10月9日金曜日

走れメロス(前編)


ISOJINは激怒した。


台風18号※1が私の行く手を邪魔したからだ。















せっかくのハワイ社員旅行。

台風なんぞに邪魔をされたくない
。

だが、午前のフライトは全て欠航。


当然、午前の仕事は全てキャンセル。

名鉄が不通のため、私は自宅待機となった。

社内に漂う不穏なモード。


そして、私は自分の雨男ぶりを嘆いていた。

(いつものことだが・・・。)

そんな気持ちを、神様も察知したのだろう。

午後から、セントレアは復旧し始めたのだ。


よっしゃぁぁぁーーー!!

d(∇≦) (≧∇)b

(これで、ハワイに行くことができる。) 

セントレアに着くと、
人がわんさと溢れかえっている。

(午前の便がずれ込んだからなぁ・・・。)

と、思っていたらそこには、

なんと、ゆずが・・・。
















こっ これは、ついている。


(ゆずっこでは、ないんだけどね。)

なんやかんやとあったが、
ついに私はハワイにやってきた。















アローハーーーー!!


(何度、この言葉を口にしただろう・
・・。)

完全に浮かれまくっている私。


南国リゾートの楽しみが
すべてつまった極上の常夏パラダイス。

1秒たりとも、ムダにしたくない!!

だから、私は走った。

朝4時に起き、ダイヤモンドヘッドを目指す。














ハワイと日本の時差は19時間。

時差ぼけのため、完全に寝ぼけ眼だ。

でも、そんなことは関係ない!!

路行く人を押しのけ、跳ねとばし、
ISOJINは黒い風のように走った。

共に走る同僚の後ろ姿を、
必死に追いながら・・・。

ダイヤモンドヘッドまでの距離は約5km。

ワイキキビーチのまっただ中を駈け抜け、

散歩する人たちを仰天させ、
空き缶を蹴とばし、水たまりを飛び越え、
少しずつ昇りくる太陽の、十倍も早く走った。

すべては、ダイヤモンドヘッドから
日の出を見るために・・・。

薄暗い夜道を手探りで駆け抜ける。

そこには、なんの迷いもなかった。

走り始めて40分、時刻は午前5時12分。

私たちは完全に迷っていた。

名も知らぬ小学校のグランドで、同僚と緊急集会。

私:「ダイヤモンドヘッドがなくなった。」

同:「なんか、なくなっちゃいましたね。」

近すぎて見えないとは、このことだ。

途方に暮れるマラソンマン。





















道を尋ねる人などどこにもいない。

一刻といえども、無駄にはしたくない。

太陽は
今にも空から顔を出そうとしている。

焦りを隠しきれない私たち。

と、そこにガソリンスタンドを発見。

助かったぁぁぁ!!

私はスタンドマンにつたない英語で話しかけ
た。

私:「Diamond Head Doko?」

(完全に日本語だ。)

スタンドマンはこんなアホな日本人に
懇切丁寧に説明してくれた。

ス:「right left right」

ダイヤモンドヘッドはすぐそこだった。

時刻は午前5時37分。

日の出にはなんとか間に合った。

ここから、いよいよダイヤモンドヘッド登山だ。
















急いで登ろうとすると、
屈強な男が我々の行く手を阻む。

ダイヤモンドヘッドの門番だ。

門:「No No!!」

私:「Why?」

門:「Open six o'clock.」

どうやら、6時に開門するようだ。

(もしや、日の出に間に合わないかも・・・。)

せっかく、走って来たのに・・・。

でも、急いで登れば、
まだ、山頂で日の出を拝むことが出来るらしい。

スタートは午前6時。

走れ!ISOJIN。


           続きは → 走れメロス(後編)

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 台風18号・・・
   伊勢湾台風並みの強い勢力をもった台風
。
   甚大な被害を及ぼす台風だが、
   決して、悪いことばかりではない。
   詳しくは「涼宮ハルヒの憂鬱」をご覧下さい。
※2 走れメロス・・・
   太宰治、中期の小説。
   親友のセリヌンティウスを助けるために
   メロスが全力疾走する友情の物語
。



(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2009年1月31日土曜日

グループ内再編の税務


先日、一日研修に行ってきた。

「グループ内再編の税務」というテーマで
佐藤 信祐先生が講師を務める人気の研修だ。




かつて、私は会計事務所に所属していた。

その後、自分の夢を追って大阪に転職※1。

所長先生の猛烈な反対を押し切って・・・。

そんな大決断をした私であるが,
訳あって大阪の会社を辞めることになった。

でも、抱いていた夢だけは忘れず、
今も同じような仕事を行っている。

一応、職業会計人の端くれだ。

という
ことで研修に参加している。

私はこの日に向けて企業再編の本を読みあさり、
講義についていくための万全の準備をしていた。

努力をするのは嫌いではない。

複雑なスキームをシュミレーションし、
想像を膨らませて楽しんでいた。

研修当日、私は時間より早めに会場入りし、
前から二番目の席を確保した。

聞き逃さないように、メモの用意もバッチリだ。

会場にはたくさんの人だかり、
満員御礼である。

そして、鬼気迫る参加者の表情。

そこに、一人の男性が少し遅れてやってきた。

私の前の席に座ったその男性は席に着くなり、
激しくビートを刻み始めた。

貧乏揺すりである。


あまりに激しすぎる
その振動が気になって仕方がない。

激しい縦揺れ、まさにP波である。

でも、不思議と不快には感じなかった。

私にはそのリズムがとても懐かしく感じたのだ。

何の気なしに、ふと横顔を見てビックリ!!

なんと、そこには私がかつて働いていた
会計事務所の所長先生が・・・。

私は焦った。

喧嘩別れをして以来、初のご対面だ。

一体、どんな顔をして会えば良いのだろう。

かつての思い出が走馬灯のように
頭の中を駆け巡る。

もはや、講義どころではない。

私の足が激しく震え出す。

Secondary-Wave S波である。

私の足は極度の緊張状態※2に陥ると
貧乏揺すりが発動するようになっているのだ。

前後の
席で激しく揺れる太い足。

文字通り、名古屋に激震が走った。

その威力はマグニチュード7に匹敵する。

怖れていた東海大震災がついに起こってしまった。

出会ってはならない二人が出会ってしまったのだ。

クールな私もこのシュチュエーションには
さすがにテンパった。

そして、私はこれから行われるであろう
会話のシュミレーションを必死に行った。

お昼休み、私は所長に思い切って声をかけてみた。

私:「お久しぶりです。」

所:「おぅ、元気にやっとるか?」

所長は私の存在に気付いていた様子である。

懐かしさと♪ 申し訳なさが♪ 入り乱れてる♪ 男子♪
※3



















覆っていた仮面は完全に剥がされ、
目には熱いものが・・・。

津波警報発令だ。

私は意外と涙もろいのだ。

そして、今の近況を正直に所長に報告した。

形はどうあれ、所長に会えて良かったと思う。

わだかまりは完全にはなくならないと思う。

しかし、自分自身を磨くことで、
確固たる自信を取り戻していこう!!

この日、私はとても清々しい気持ちで
一日を終えることが出来た。

さて、肝心な講義であるが、
全く頭に入らなかったことは言うまでもない。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 大阪に転職・・・
   見知らぬ土地で固いものを食べるべきではない。
   大事なものを失うことになるかも・・・。
   詳しくは「ヤッターマン」をご覧ください。
※2 極度の緊張状態・・・
   ISOJINはトラウマ体験により、
   緊張すると膝が震えだす習性がある。
   詳しくは「おぼっちゃまくん」をご覧ください。
※3 懐かしさと・・・
   50TA(
狩野英孝)の名曲Perfect Loveは最高だ。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。


2008年10月1日水曜日

株で1億円作る!


リーマンブラザーズが破たんして
1ヶ月ほど経とうとしている。

アメリカの金融安定化法案も二転三転し、
まだ先が見えない状況が続いている。

この問題の根底にあるのはサブプライムローン問題だ。

今さらだが、サブプライムローンについて
あらためて考えてみる。

サブプライムローンとは信用度の低い人に対して、
不動産価格の上昇を見込んで融資をした住宅ローンのことである。

このローンは当初は低く設定されていた金利も徐々に高くなり、
最終的には10%を超える設定になっていたのだ。

リスクが高いローンなので、そのリスクを回避するために
金融商品として世界にばらまいたのである。

金融商品にしたことにより、リスクが見えにくくなり、
錬金術のように取り扱われてしまったのだ。

この金融商品を世界中の投資家が買ったことにより、
今や世界恐慌が起きそうな勢いなのである。

私も株式投資を少々行っているため、
この問題に関してはとても他人ごとではない。

でも、私は今まで株で損をしたことがないのだ。

ウォーレン・バフェットではないが、
友人からは”株の神様”と呼ばれている程である。

たしなむ程度なので大きくは儲かってはいないが、
おかげさまで負け知らずで今までこれている。

そんな私が株を始めたのが
ちょうどITバブルの絶頂期の頃だ。

同僚からの勧めで、
半信半疑で始めたのがきっかけである。

株式投資について右も左も
わからない私にくれた本がある。

「株で1億円作る」というタイトルの本である。



1億円という響きに酔いしれたことを今でも覚えている。

その頃は、IT業界の上場ラッシュで、
IPO銘柄※1は必ず儲かっていた夢のような時期である。

ちょうどその頃、
ソニーがPS2を発売した時期だった。

私はゲームが好きだったので、
ゲーム業界の株を買いあさっていた。

コナミ・カプコン・コーエー・テクモ・・・。

どれも私がお世話になった会社ばかりである。

もし、あの頃の任天堂に投資しておけば・・・。

「もしも」の話をしても仕方がない。

私もそれなりに恩恵を受けているから、
それはそれでよしとしなければならない。

その後、程なくしてITバブルは弾けてしまった。

膨らんだものはいずれ弾ける運命にあるのだ。

それが、歴史の教訓である。

でも、浮かれていた私は儲けた金でさらなる投資をした。

その株式は見事なまでにしぼんでしまったのだ。

今は大きな含み損が発生している。

そう、私は株の神様でも何でもない。

得したものは売っているが、
損したものは売っていないだけの話である。

要は、損している株は
全て塩漬けになっているだけのことだ。

もはやがんじがらめで、身動きが取れない状態だ。

サブプライムローン問題が明るみになったのが、
去年(2007年)の夏である。

私はちょうど明るみになったその前日に
ある製造業の株を思い切って購入していた。

ITバブルが弾けて以来の株取り引きである。

絶対に損をしないために、
様々な角度から分析をした。

そして、無借金経営の超優良企業に
なけなしの金をはたいたのだ。

私が持てる限りの知恵と財力を
結集した結果がこれである。


株はあれよあれよと下がり続けて、
今やその価値は半分になってしまった。

当然、下がった株は塩漬けに・・・。

夢のマイホームなんてとても無理な話である。

サブプライムローン、日本で復活しないかな。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 IPO銘柄・・・
   新規株式公開は2002年度ごろから急激に増加し、
   2006年度に187社となった。今では減少の一途をたどり、
   2007年度は100社を割り込んでいる。
   ライブドア事件により、チェック体制が強化されたからである。


(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2008年8月8日金曜日

スイミー


横浜中華街へと足を伸ばす。

リッチにフカヒレ炒飯
※1で舌鼓をうつ。













普段の昼食の予算は500円と決めているが、
出張時にはその額は跳
ね上る。

食べたいものは食べる。

いつまた来れるか、わからないからである。


店を出るとよしもとおもしろ水族館の看板が目に入る。



















私の視線は100%水族館に釘付けだ。

何を隠そう、私は大のお笑い好きである。

私の気持ちを知ってか知らずか、
エドはるみ
が手招
きをする。

ヤバイっ 欲望が抑えきれない・・・。

まだ、かろうじて次の予定に間に合う時間帯だ。

ギリギリを攻めるのは嫌いではない。

アドレナリンが溢れ出す。

俺に触れると火傷するぜ。

弛んだ顔のISOJINはもうそこにはいない。


「15分でよしもと水族館の全てを見て回ってやる。」

目標は明確化された。

あとは、実行あるのみである。

入場ゲートをくぐる、スタートは切って落とされた。

さかなクン※2が仕掛けるクイズが私の行く手を阻む。















入場者には魚に関する三択問題が与えられるのだ。

敵は知識欲を駆り立てる作戦みたいだ。

クイズ問題は嫌いではない、知識欲は旺盛だ。

1問1問丁寧に問題を解いていく。

そうしている間にも
時間は刻々と過ぎていく。

でもクライアントを待たす訳にはいかない。

私の中で様々な葛藤が生まれてくる。

額には汗がジッと滲み出す。

沈着冷静な私もさかなクンが出す難問にはタジタジ。

全て答え甲斐のあるものばかりである。

時間がない。


でも、完璧主義の私は全てを解かないと気がすまない。

並んでいる子供たちが邪魔である。

夏休みということもあり、
小学生が溢れ返っている。

黄色い帽子をかぶった子供たちの中で
おっさんが一人混じって必死で問題
を解いている。

その姿は小魚たちが仲間たちと協力し合って、
大きさの魚に立ち向かうスイミーの物語とかぶった。



急に恥ずかしさが込み上げる。

私は小学生に混じって、
そそくさと
退場口へと向かった。

その時、私は黄色の帽子をかぶった小学生の中で
一人魚の目になっていた。













≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 フカヒレ・・・
   中華料理の高級食材として利用される。
   ジンベエザメやウバザメのものが最も高級とされいるが、
   エイのひれや春雨などを使って本物に似せた
   「人工ふかひれ」もあるので要注意。
※2 さかなくん・・・
   本名は宮沢正之、タレント兼イラストレーター。
   よしもとおもしろ水族館研究員である。
   ドランクドラゴンの鈴木拓とは、中学校・高等学校の同級生である。
   とにかく、プライベートは謎だらけの人物だ。


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2008年7月10日木曜日

国家の品格


人は自分にないものに憧れる。

少し前、品格という言葉がブームになった。

国民が凛としたものを求めた結果、
爆発的なムーブメントになったのであろう。

「国家の品格」では、
自国文化に
誇りを持つことの重要性を論じ、



「女性の品格」では、最近なくなりつつある
よき女性らしさをの復活を望み、



「ハケンの品格」では、トックリとクルクルの
対決を痛快に描いていた。



ちなみに、私は品格がある人が大好きだ。

気高さやあふれる上品さは、
気分を良くしてくれるものである。

私のまわりには品がある人が集まる。

妻もどことなく品があるし、
友人を見てもお下劣な人とは付き合いがない。

「類は友を呼ぶ」という言葉があるが、
私にはまったく品がない。

判断基準はすべて笑いである。

「面白いのか、面白くないのか」によって
判断を下すのである。

当然、すべてが過剰になる。

1の話が10にもなるし、
過激な言葉を選んで用いることもある。

人を喜ばせることに全力を注いでいるのだ。

時には、人をひどく傷つけることもある。

だから、森喜朗元首相や幸田來未さんの気持はよくわかる。

彼らもサービス精神が過剰で、
人を喜ばせることが大好きな人なのだ。

目の前の人を喜ばせようとするあまり、
それ以外の人への配慮がかけてしまうのだ。

その結果、つい余計なことまで言ってしまい、
品がないように思われてしまうのである。

私の上司※1に品のある人がいた。

その上司は
整った顔だちのせいか、
どことなく品を身にまとっていた。

ただし、無類の出会い系サイト好きだった。

ある時、その上司から出会い系サイトを紹介された。

私は面倒くさがりなので、
出会い系サイトのようなものは好きではない。

でも、上司なので文句は言えない。

ということで、
出会い系サイトに挑戦することになった。


当然、私は何から始めたら良いのかわからない。

メールは得意ではない※2のだ。

上:「何でも良いからメッセージ送ってみろ」


 と言われたが、うまい言葉が出てこない。

女:「私は堤真一みたいな人がタイプです。」

 という書き込みがあったので、

私:「私はメガネで出っ歯ですけど良いですか?」

 申し訳なさげにメッセージを入れてみた。 

このやりとりを見ていた上司は、

上:「ISOJINは良いよな、特徴のある顔で・・・。
   すっげぇ羨ましいよ。」

とても整った顔の上司は、
ねずみ男※3のような私に憧れていたのだ。

人は自分にないものに憧れる。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 上司・・・
   出来る上司や出来ない上司、オモロイ上司やKYな上司。
   
上司にもいろんな上司がいる。
   詳しくは「デキる上司」をご覧ください。
※2 メールは得意ではない・・・
   ISOJINはあまりメールを使わない。
   連絡手段はほとんど電話だ。しかも、その電話もあまり好きではない。
   詳しくは「100億稼ぐ超メール術」をご覧ください。
※3 ねずみ男・・・
   汚い、臭い、裏切り者の代名詞。
   でも、どことなく憎めない愛すべきキャラクター。
   詳しくは「ゲゲゲの鬼太郎(ねずみ男)」をご覧ください。


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2008年7月5日土曜日

愛・地球博


我が家のシャンプーが変わった。


資生堂のTSUBAKIから
サンスターのトニックになった。















このトニックがとにかくスゴイ!

洗い終わった後の爽快感がハンパじゃない。

お湯で洗っているのだが、
冷たい水のような
感覚はとても不思議だ。

前回、電波少年※1の話をさえてもらった。

世界中を旅する電波少年の話は
スケール
が大きく、実体験なのでとても面白い。

中でも興味を魅かれたのは、
ビデオで見せてもらった死海である。


死海とは塩分濃度が高く、
イスラエルとヨルダンの国境にある湖だ。

水に浮かぶ電波少年の姿を見て、
私もいつか行ってみたいと思ったものである。

それから月日は流れ、
私にも死海に行けるチャンスが巡ってきた。


とは言っても、
愛・地球博のパビリオンだ。


私は大のイベント好き。

決まって誘うのが痛風男。

だから、このISOJIN Blogには
どうしても彼の名前が登場してしまう。

痛風男の職場の人たちには
本当に申し訳なく思っている※2。


今回もいつものように通風男と
二人で愛・地球博デートだ。


お互い優先順位を付けて、
自分の行きたいパビリオンを選択する。


私と痛風男の思考回路はおんなじである。

一番に選んだのはもちろんヨルダン館だ。


電波少年が死海に浮かぶ映像が忘れられなかったからだ。

二人の目的は共有された。

開場と同時にヨルダン館目掛けて走り出す。

もう二人の目にはヨルダン館しか見えていない。

間違えて逆走しながらも、
ヨルダン館の受付になんとかたどり着いた。

しかし、私たちが着いた頃には
既に予約でいっぱいだった。


私たちが諦めて帰ろうとしていたその時、

客:「すいません、キャンセルしたいんですけど。」

初老の老人が受付の人と
話をしていたのを耳にした。

渡りに船とは、このことである。

私たちはその間隙を縫って、
見事に予約をゲットした
。

私たちは神様を味方に付け、
見事に死海体験に参加することになった。


入水前に、係員から二つ注意点を頂いた。

<注意点>
 ① アレルギーや傷口がある人は入らないで下さい。
 ② 目や口を水をつけないで下さい。

私たちは二つの注意点を意識しながら、
ゆっくりと水の中に入った。

さすが、塩分濃度が高いだけある。

自然と体が浮き上がり、
ケツの穴
は少しヒリヒリする。

今まで味わったことのない刺激である。


ちょっぴり、癖になる♥

水にプカプカと浮かびながら、
ふと天井を見上げる。


そこにはたくさんのギャラリーが・・・。

入りたくても入れなかった人たちだ。

私はサービス精神が疼き出す。

少しでも多くの人に
「楽しんでもらいたい」
という気持ちが芽生えてきた。


そして、ギャラリー目掛けて
おもいっきり足を突き出した。

すね毛がビッシリと生えた汚い足をだ。

気分はすっかりシンクロナイズドスイミングだ。

そんな私の演技を見て、
ギャラリーは諸手を叩いて大はしゃぎ。


私のテンションはヒートアップ。

さらにつま先をビシッと突き出した。


テクニカル・ルーティーンは完璧だ。

そう思ったのも束の間、
私の体は浮力でバランスを崩し
、見事に一回転。













まさに、フリー・ルーティン。 

但し、芸術点は0点だ。

顔面はおもいっきり浸水した。

高濃度の塩水に浸かった目は
痛く
て開けられない。

しかも浮力が強いため、
自分一人では体勢を整えることもできない。


私はここでようやく注意点の意味を理解した。

私は係員の力を借り、
瀕死の状態で死の海から救出された。


三途の川ならぬ、三途の海だ。

死海というネーミングにも心から納得がいった。


三途の海の向こうでは、
ギャラリー達が
「こっちに来てはダメだ」と
叫んでいたような気がした。


私は係員に怒られながらも、
命の有り難味
を再確認することが出来た。 

地球の怖さを再認識した愛・地球博だった。

そんな私が使っているシャンプーが
ご存知サンスターのトニックだ。


爽快感&恐怖感をまとめて
味わえる極上の一品だ。


間違っても目と口には入れないように
注意してください。


もちろん、ケツの穴にもだ。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 電波少年・・・
   ISOJINの友人で、波乱万丈な人生を送る男。
   今はトルコで活躍中。
   詳しくは「電波少年」をご覧ください。
※2 申し訳ない・・・
   痛風男に迷惑をかけられている全ての人たちに
   私がかわってお詫びをします。
   痛風男がご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
   詳しくは「ラーメンズ」をご覧ください。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2008年6月4日水曜日

鼻


最近、鼻の中がくさい。



においは強烈というわけではないが、
どうも気になって仕方がない。

普通、においが気になったら
鼻をつまめば良い。

とりあえずその場しのぎが出来るからだ。

しかし、今回のケースはこの手段が通じない。

何故なら、鼻をつまんだところで
問題は何一つ解決しないからである。

根本的な原因は内在するからだ。

問題解決マシーンの私としては、
問題を見付けたからには対処せずにはいられない。

直ちにその原因究明に乗り出した。

まずはにおいの根本が何か確かめる必要がある。

気分はすっかり冒険家だ。

私は少し脂ぎった鼻の右の穴めがけて、
右手人差し指をおもむろに突っ込む。

ここでひとつ注意が必要だ。

なんせ、私の右手は古傷をかかえている。

学生時代、名誉ある傷を負ってしまったのである。

そのことはまた別の機会にお話しする。

とにかく、右手人差し指は骨折し、
少し右に湾曲している。

いわゆる右曲がりのダンディだ。

なので、鼻に突っ込む時も注意が必要である。

まっすぐ挿入したつもりでも、
鼻の壁を突き破る可能性があるからだ。

私は慎重かつ大胆に計画を実行に移す。

ミスは絶対に許されない。

鼻のにおいの原因を突き止めることは
重要なミッションになった。

長年の勘だけをたよりに捜索活動は続く。

手先は器用なほうではないが、
ある程度勘所はおさえている。

私の鼻ホジリ歴は長い。

手馴れたものである。

生まれながらのホジリストだ。

鼻の中は「右手人差し指の住処」と
いっても過言ではない。

ホジリ慣れない素人では、
なかなかこうはいかない。


勢い余って鼻の穴を増やすのが関の山である。

今までそんな輩を山ほど見てきた私にはわかる。

誰もが手柄を優先したことによる自爆である。

その点私は安心だ。

地位や名誉にはあまり興味がない。

あくなき探究心だけで生きているような男である。

勘だけを頼りに、鼻の穴の探索を行う。

特におかしなところはない。

さらに奥へと突き進む。探究心は旺盛だ。

第二間接まで挿入したところだろうか、
右手の指先に違和感が・・・。

やっと見付けたぞ。お前の仕業だな。

私はその物体を一気にほじくり取る。

右手人差し指を穴の中から引き抜くと、
ツツッと滴るものが・・・。

鼻血が堰を切ったように流れ出す。

そういえば、先週鼻毛カッター※1を
奥まで差し込みすぎて同じようなことが・・・。

しまった、また同じ過ちを繰り返してしまった。

冒険家、失格である。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 
鼻毛カッター
   鼻毛のチェックはこまめにしないと、大変なことになる。
   女性にはわからない、男性固有の悩みである。
   詳しくは「ゲゲゲの鬼太郎」をご覧ください。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2008年5月18日日曜日

日産リバイバルプラン


恐れていた日がついに来てしまった。

会社で行う定期健診、健康診断である。

ねずみ男の異名を持つ私だが、
別に体臭を気にしているわけではない。

裸になることも特に恥ずかしくない。

実は、ここ数ヶ月体重計にのっていない。

ついに、現実に向き合わなければならない日が
やってきてしまったのだ。

ダイエット宣言をして、はや10年。

体重は減るどころか、
確実に右肩上がりを続けている。

企業で例えるなら超優良企業である。

いや、失われた10年と言った方が良いのだろう。

私はこの10年もの長い期間、
何の対応もしてこなかったのである。

ISOJINリバイバルプランを
本格的に始動しなければ生存の危機である。

今まで、
購入したダイエットグッズも
私を痩せさせることだけは出来なかった。

ダイエット腹巻・フェイスマスク・アブフレックス・
帝拳ボクシングジム公認ダイエットパンツ・
ビリーズ・ブート・キャンプ

ありとあらゆるものを試してみたが、
私のボディは確実に膨張を続けている。

コストカッター カルロス・ゴーンばりの決意を持たないと
脂肪削減はかなり難しそうだ。

食事制限も数々試している。

りんごダイエットやバナナダイエット、
キャベツダイエットにウォーターダイエット、
最終的には断食ダイエット。

食事制限を行っても、
全て一時的なものに終わってしまう。

リバウンドを繰り返してしまうリバウンドマン。

すぐに、V字型回復をしてしまうのだ。

しかも、体は栄養吸収ボディGOA対応だ。

栄養を全て受け止め、血肉と化してしまう。

その上、燃費効率だけは凄まじく良い。

地球に優しいハイブリット車なのだ。

だから、運動をしてもなかなか痩せない。

本当に困った体質だ。

岡田斗士夫推薦のレコーディングダイエット※1に
至っては面倒で手もつけていない。

こうなったら、
独自のダイエット方法を生み出すしかない!


私が苦心の末、編み出した究極のダイエット方法。

ISOJINマニアの皆様には特別にお教えしよう。

ISOJIN式ダイエット法は
画期的だ。

痩せた時だけ体重を計測をするといった
シンプルなダイエット方法だ。

この方法であれば、
確実に減量していくことが実感できる。

いわゆる、非レコーディングダイエット。

これはイケル!

本にすれば、私も夢の印税生活。

但し、このダイエット法にも一つだけ弱点が・・・。

痩せたと思わないと体重を計れないことだ。

ちなみに、私はこのダイエット法を実践してから
体重計に一度ものっていない。

怖くてとてものる気になれないのだ。

いざ健康診断。

気になるのは体重のみである。

恐る恐る体重計に足を乗せる。

気になる体重は、83
kg。
痩せた!4kgも落ちている。

非レコーディングダイエット、
思った以上に効果あり!


これからもっと痩せて、夢の70kg代にするぞ。


そんなある日、台風女※2からメールが来た。

台:「お久しぶり。チャンプ※3の二次会では会えなくて残念。

   たわし嫁※4にブログのこと聞いて、早速見てみたよ。
   うかつにも、声を出して笑ってしまったわ。

   アイス※5まだ食べ続けてるんだね。

   
ダイエットはやるだけ無駄です。
   
痩せたところでねずみ男※6になるだけ。

   私もISOJINマニア※7仲間入りです。」

舐めやがってぇ、台風女めっ。


絶対、ねずみ男になってやるぅ!

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 レコーディングダイエット・・・
   自分の食生活をひたすらつづるダイエット方法。
   詳しくは「いつまでもデブと思うなよ」をご覧ください。
※2 台風女・・・
   ISOJINの古き良き友人。
   とてもエロチックな雰囲気を醸し出す大人の女。
   詳しくは「涼宮ハルヒの憂鬱」をご覧ください。
※3 チャンプ内藤・・・
   プロボクサー世界チャンピオン内藤選手似の友人。
   詳しくは「あしたのジョー」をご覧下さい。
※4 たわし嫁・・・
   たわし男の嫁。恐妻家として知られている
   詳しくは「行け!稲中卓球部」をご覧下さい。
※5 アイス・・・
   ISOJINの大好物。これさえあれば何もいらない。
   詳しくは「スーパーの女」をご覧下さい。
※6 ねずみ男
   最近、何故か情がわいてきた私の同士。
   詳しくは「ゲゲゲの鬼太郎(ねずみ男)」をご覧ください。
※7 
ISOJINマニア・・・
   東海地区で猛威を振るう新種のウィルス。
   詳しくは「百匹目の猿」をご覧下さい。


(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2008年5月5日月曜日

デキる上司


私はいわゆるジョブホッパーだ。

何度も転職をしている。

ジョブホッパーは仕事に不満を持っていると
思われがちである。

ちなみに、私はそんなことはない。

むしろ、楽しんで仕事を行っている方だ。

転職歴が豊富な私は上司が非常に多い。

そして、上司には恵まれている。

私の上司はみなデキる上司ばかりだ。



先日、大阪時代※1の上司と会った。

今は新しい会社に引き抜かれ、
全国を忙しく飛び回っているようである。

私も負けてはいられない。

同日、違う上司からもメールが来た。

同じようなことは重なり合うものである。

この上司は常識がない私を立派な(!?)社会人に
育て上げてくれた人である。

困っている私をそっと助けてくれる
とても気が利く素晴らしい上司である。

私が大阪に転職する時も、
わざわざ車で送ってくれた程である。

一生付き合っていきたいと思った上司の一人である。

上:「GW暇だったら飲みに行こう!」

私: 「暇じゃなくても、もちろん飛んでいきます。」

早速、GWに会うことになった。
かつての同期の友人も一緒である。

昔話に花を咲かせていくうちに、
テンションは次第におかしな方向へ・・・。

上:「みんな誘って、一緒に飲もう!」

やばいっ、上司がのってきた。

女性
スタッフと仲が良かった私が、
電話をかけるはめになった。

何年も連絡を取っていないため、
電話をかけるのはちと勇気がいる。

しかも、人妻ばかりなので、
電話をかけるのもなんとなく気を使う。

時刻は、午後9時。

主婦は簡単には外出できない時間帯。

そんなことは上司にとっては全く関係ない。

尊敬する上司の命令は絶対だ。

上司のためにひたすら尽くすかわいい後輩。

連絡を続けると、
ようやく一人の女性と電話がつながった。


カリスマ店員 柳原加奈子似の女の子だ。

二回目の長期コールでようやく電話に出た。

嫌々電話に出たっぽい雰囲気が
随所ににじみ出ていた。


そんな気持ちを察しながらも必死に誘う。

粘ること30分。

柳:「気が向いたら行きます。」

相変わらず素直じゃない。

来たいのなら、素直に来れば良いのに・・・
。

しかし、待てど暮らせど音沙汰なし。

上司がメールすると、

柳:「
こんな時間に行くはずないじゃん。」

あっけなく一蹴。

男三人は寂しく茶漬けをすすった。

時計の針を見ると12時を指していた。

完全に終電を乗り過ごした。

ケチ(エコ)な私はホテルに
泊まるという愚かなことはしない。

タクシーで帰るなんてことはもっての他だ。

当然、妻は迎えに来てくれない。


この飲み屋の近くには幸い彼のマンションがある。

「
困った時の痛風男」という格言がある。

何度も連絡をしたのだが、
こんな時に限ってなかなか電話に出ない。

ちっ 使えねぇ!

仕方なく、漫画喫茶の
快活倶楽部に一泊。

一夜明け、目が覚めると寒気がする。

鼻水は止めどなく溢れ、くしゃみは止まらない。

完全に寝冷えである。

GW初日からまったくもってついてない。

それもこれも全部上司のせいである。

本当に変な上司を持ってしまった。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 大阪時代・・・
   見知らぬ土地に行ったら、まずは歯医者を探せ。
   詳しくは「ヤッターマン」をご覧ください。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2008年4月7日月曜日

気まずい二人


結婚してもうすぐ6年目になる。


6年も経つと、お互いの良いところや悪いところが
だんだんわかってくる。

わかったところで
なかなか変えられるものではない。

お互い諦めの気持ちが生まれてくる。

そんな時期である。


お互い空気のような存在。

それは、良い意味でも、悪い意味でも・・・。

案外、心地良い関係でもある。

でも、6年という月日が経っても、
お互いの親には結構気を使うものである。

先日、お義母さんの誕生日だったので、
妻と名古屋にプレゼントを探しに行って来た。

なんせ、今回は還暦祝いでもあるため、
とっておきのプレゼントをしたいと考えていた。

人を喜ばせることは大好きだ。

記憶に残るとっておきのプレゼントを
必死になって探していた。

贈り物は、予想外のものを
プレゼントするところに醍醐味がある。

私の数少ないポリシーの一つ※1である。

記憶に残るプレゼントというのは難しい。

お義母さんともなると、
なかなか決まらないものである。


洒落が通じなかったら、
本当に洒落にならなくなるからだ。


私たちのプレゼント選びは混迷を極めた。

いろいろと探し回ったが、
思うようなものは見付からない。


向いのホーム、路地裏の窓、
こんなとこにあるはずもないのに・・・

仕方がないから、
お義母さんに直接メールで聞いてみる。

妻 :「還暦祝いのプレゼントをしようと思ってま~す。
   時計か財布、どっちがいい?」

義母:「ありがとう。お気持ちはとても嬉しいです。
    でも、まだ還暦ではありませ~ん。
    うれしいんだが、悲しいんだか。」

とても、気まずい二人・・・。



同じようなことが、私の誕生日にもあった。

母 :「○○、お誕生日おめでとう。
   今年も健康で元気な年にしてね。」

私 :「メールありがとう。
   でも俺の名前は○○じゃないよ。
   ○○は弟の名前です。」

うれしいんだが、悲しいんだが・・・。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 私のポリシー・・・
   ISOJINは柔軟なポリシーを持っている。
   詳しく「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」をご覧下さい。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

2008年3月30日日曜日

ドアラのひみつ


やっとこさ「機動戦士ガンダムSEED」を見終わった。


全50話、DVD13枚、時間にすると約20時間。

本当に長い戦いだった。

何よりも、睡眠を確保することが
出来ないことがつらかった。

でも、とても価値ある戦いだった。

自称キラ・ヤマトの友人※1の気持ちも
少しは理解できた。

単なる痛い人ではなかったようだ
。

特にヒロインのラクス・クラインにメロメロだった。












戦場での彼女の言動にイチコロだった。

男性なら誰しもホの字だろう。

ニュートロンジャマーキャンセラーを搭載した
ザフト軍最強のモビルスーツ フリーダム(ZGMF-X10A)。












この機体をラクスがキラへ託すシーンは
グっとくるものがあった。


人類の未来のために、敵国のエースパイロットに
自国の最強兵機を托したのである。

しかも、フィアンセ アスランの
親友であるキラにだ。

なかなか出来る決断ではない。

戦場を自由に駆け巡るキラとフリーダム。

彼らは最高にクールだ。


何よりフリーダムが出てくると、
安心して見ていられる。


その強さは圧倒的だ。

でも、あまりにも強すぎて
負ける気がしないのが玉に傷だ。


少しは中日ドラゴンズのフリーダム
ドアラを見習って欲しい。



中日のドアラは予測不能だ。

全くもって妙なマスコットである。

ドアラを知らないって人のために
動画をアップする。

是非
ご覧ください。

(動画:「新生ドアラ誕生の軌跡」)



ドアラとゴールデンの凄まじい師弟愛。

少し、目に熱いものが・・・。

あのフリーダムな動きは努力の賜物だったのだ。

自称キラ・ヤマト似の痛い友人は、
少しもキラに似ていない。

行動だけ見ると明らかにドアラ似である。

妙でキモかわいく、
とても愛くるしい人間なのだ。

影では相当な努力をしているに違いない。

う~ん フリーダム。














ようやく、私もガンダムを語れる
大人の男
になってきた。

そんな私に、友人から新たなDVDが・・・。

表紙には
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
と書いてある。

ガンダムSEEDの続編である。

全50話、DVD13枚、時間にすると約20時間。

私の戦いは再び始まろうとしている。











≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 自称キラ・ヤマトの友人・・・
   自分のことをキラ・ヤマトの生まれ変わりだと言い張る男。
   とても人当たりが良く、第一印象だけは抜群。
   見習うべきところがたくさんあるが、
   少しついていけないことも・・・   
   詳しくは「機動戦士ガンダムSEED」をご覧下さい。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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