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2008年5月5日月曜日

デキる上司


私はいわゆるジョブホッパーだ。

何度も転職をしている。

ジョブホッパーは仕事に不満を持っていると
思われがちである。

ちなみに、私はそんなことはない。

むしろ、楽しんで仕事を行っている方だ。

転職歴が豊富な私は上司が非常に多い。

そして、上司には恵まれている。

私の上司はみなデキる上司ばかりだ。



先日、大阪時代※1の上司と会った。

今は新しい会社に引き抜かれ、
全国を忙しく飛び回っているようである。

私も負けてはいられない。

同日、違う上司からもメールが来た。

同じようなことは重なり合うものである。

この上司は常識がない私を立派な(!?)社会人に
育て上げてくれた人である。

困っている私をそっと助けてくれる
とても気が利く素晴らしい上司である。

私が大阪に転職する時も、
わざわざ車で送ってくれた程である。

一生付き合っていきたいと思った上司の一人である。

上:「GW暇だったら飲みに行こう!」

私: 「暇じゃなくても、もちろん飛んでいきます。」

早速、GWに会うことになった。
かつての同期の友人も一緒である。

昔話に花を咲かせていくうちに、
テンションは次第におかしな方向へ・・・。

上:「みんな誘って、一緒に飲もう!」

やばいっ、上司がのってきた。

女性
スタッフと仲が良かった私が、
電話をかけるはめになった。

何年も連絡を取っていないため、
電話をかけるのはちと勇気がいる。

しかも、人妻ばかりなので、
電話をかけるのもなんとなく気を使う。

時刻は、午後9時。

主婦は簡単には外出できない時間帯。

そんなことは上司にとっては全く関係ない。

尊敬する上司の命令は絶対だ。

上司のためにひたすら尽くすかわいい後輩。

連絡を続けると、
ようやく一人の女性と電話がつながった。


カリスマ店員 柳原加奈子似の女の子だ。

二回目の長期コールでようやく電話に出た。

嫌々電話に出たっぽい雰囲気が
随所ににじみ出ていた。


そんな気持ちを察しながらも必死に誘う。

粘ること30分。

柳:「気が向いたら行きます。」

相変わらず素直じゃない。

来たいのなら、素直に来れば良いのに・・・


しかし、待てど暮らせど音沙汰なし。

上司がメールすると、

柳:「
こんな時間に行くはずないじゃん。

あっけなく一蹴。

男三人は寂しく茶漬けをすすった。

時計の針を見ると12時を指していた。

完全に終電を乗り過ごした。

ケチ(エコ)な私はホテルに
泊まるという愚かなことはしない。

タクシーで帰るなんてことはもっての他だ。

当然、妻は迎えに来てくれない。


この飲み屋の近くには幸い彼のマンションがある。

困った時の痛風男」という格言がある。

何度も連絡をしたのだが、
こんな時に限ってなかなか電話に出ない。

ちっ 使えねぇ!

仕方なく、漫画喫茶の
快活倶楽部に一泊。

一夜明け、目が覚めると寒気がする。

鼻水は止めどなく溢れ、くしゃみは止まらない。

完全に寝冷えである。

GW初日からまったくもってついてない。

それもこれも全部上司のせいである。

本当に変な上司を持ってしまった。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 大阪時代・・・
   見知らぬ土地に行ったら、まずは歯医者を探せ。
   詳しくは「ヤッターマン」をご覧ください。

(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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