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2008年5月12日月曜日

スラムダンク


金八会※1では、プレゼント交換を行うというのが通例になっている。

プレゼント交換とは、ただ単にプレゼント交換を行うだけではない。
家で不要になったもので、まだ使えそうなものを交換するのである。

資本主義的なプレゼント交換ではない。

地球に優しい、とてもエコなプレゼント交換なのだ。

今回、私が幹事をするにあたり、我が家には特に不要なものがないため、
プレゼン
ト交換は中止にしようとしていた。

メンバー全員に「プレゼント準備不要の旨」のメール※2を一斉送信した。

そこで、異を唱えたのがあの金八先生である。

やっぱり、彼の血はマグマで出来ているようである。
とても、熱い。その威力は全てのものを溶解してしまう程だ。

金八先生はプレゼント交換を楽しみにしており、
準備は万全の体勢を整えてあったらしい。

また、4月は彼の誕生日だったので、
プレゼントをもらったという錯覚をしたかったようである。

本当に熱い最後まであきらめない男だ。














金八先生一人の熱いご要望にお応えして、
プレゼント交換は復活することになった。

中止を前提に考えていた私としては大変である。
当然、何も準備はしていない。

当日の朝に適当なものを見繕ってとりあえず用意した。
電光石火である。

いつものように本当にいらないものである。

金八会の締めはいつも豪華な食事だ。

イベントの反省をしながら、
最後はプレゼント交換で締める。


こんな流れが出来ている。

その風景は全てビデオカメラで抑えている。
思い出対策もバッチリだ。

撮ったビデオは後日、
痛風男邸で鑑賞会をするのである。


そのビデオは要チェックなのだ。

痛風男は自分大好き人間なので、
自分が出ているところ以外は基本的に早送りである。

主役にならなきゃ気が済まない。

そのことを誰も何も言わないというか、無関心。
そんなところが金八会の良いところである。

さて、待ちに待った(?)プレゼント交換の時間である。
それぞれがクジを引き、自分のプレゼントが確定していく。

プレゼント交換は今回が二回目。
メンバーが持ってくるプレゼントの性質が大体わかってくる。

・ 使えるけど自分には必要のないものを持ってくる人。
・ 本当にいらないものを持ってくる人。
・ ウケ狙いに走り、ギャグなものを持ってくる人。
・ 狙ったつもりではずしてしまう人。
・ 自分が欲しいものを提供したつもりが、誰も共感してくれない人。

9人も集まれば、プレゼントのタイプは様々である。
こいつのだけは当たりたくないというプレゼントも当然ある。

ちなみに、前回の一番不人気商品は私のプレゼントだ。

その中身は「漫画と万歩計のセット」だ。
自分としてはわりと良いものだったが、何故か不評だった。
いまだに、その理由がわからない。

当然、今回の一番不人気も私のものである。
みんなは私のだけはどうしても回避したいようである。

基本ルールは「自分のものが当たった時は他人のものと交換する」

なので、人のことを考えている人はいない。
元々、金八メンバーはそこまで思慮深い人の集まりではない。

いざ、開封の時間である。中身は当然見えないようになっている。
一人ずつプレゼントを開封していく。

その様子をインタビューをしながらカメラで映していく。
プレゼントの良し悪しに一喜一憂する様がビデオ化されるのだ。

良いものをゲットすることに興味津々だが、
その一方で最悪商品(私のプレゼント)の行方も気になるようだ。

そして今回、私のプレゼントを見事獲得したのは・・・
みなさんご存知、痛風男だ。

さすが、ポイントゲッター。美味しいところは全て独り占め。
天賦の才、生まれついての主役級。

SLAM DUNKで例えるなら、流川楓である。

















高校時代は、寡黙で頼れるイケメンバスケットマン。
今となっては、その面影が全くない。

当たったプレゼントは「漫画と天才クイズの○×帽子」だ。

先日、痛風男が我が家に遊びに来た時に、
「絶対にいらない」と言っていたその帽子である。

ビデオ鑑賞会ではこの光景を何度も巻き戻すこと間違いない。
流川のように研究熱心な訳ではない。ただ、自分が大好きなだけである。

おそらく、鑑賞会が行われる前にも痛風嫁は何度も観ることになるだろう。
メンバーはたまにだから良いが、痛風嫁のストレスは計り知れない。

さて、私は何が当たったのかというと・・・
友人の似顔絵バナナの食品サンプル」だ。












はっきりいって、ゴミである。
いわゆる、今回の本命、一番のはずれクジである。

でも、ある意味美味しいと思ってしまうもう一人の自分がいる。
ゴリラな私にぴったりのプレゼントだ。ウホッ

私もある意味、天賦の才、主役級だ。

SLAM DUNKで例えるなら、桜木花道である。(ゴリではない)
















高校時代は、問題児で自称天才のリバウンドマン。
今では、ダイエットを何度も繰り返すリバウンドマン

見てるか矢沢・・・。
 お前を超える逸材がここにいるのだ・・・。
 それも二人同時にだ。















イソジンのよく解る用語解説
※1 金八会
   ISOJINの高校時代の友人で形成されるサークル。
   様々な企画を考えなければならないため、幹事は大変。
   でも、みんな大好き金八会。
   詳しくは「3年B組金八先生」をご覧ください。
※2 メール
   ISOJINはとてもメールが苦手である。
   メールの代わりにブログを書いている。
   自分からメールや電話で連絡することはほとんどない。
   だからって、私のこと嫌いにならないでね。
   詳しくは「100億稼ぐ超メール術」をご覧ください。


(注) ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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