いつまでもデブと思うなよ

Mr.メタボとは私のことである。

学生時代はこれでも結構引き締まった
良い体をしていた。

働きはじめて、はや10年。

確実に脂肪細胞は膨張し続け、
今や15kgの増量に成功している。

このままでは、さすがにマズイ！！

早速、オタキングの 「いつまでもデブと思うなよ」
という強烈なタイトル本を読む。



記録式（レコーディング）ダイエット※１の紹介だ。

まず、自分の食生活を見直さなければいけない。

書き出してみると、
今までわからなかったことが見えてくる。

不規則な食生活が良くないのは明らかだ。

でも、これは仕事柄仕方がない。

何より悪いのが、大の甘党であるということだ。

アイスクリームやプリンなどは大好物。

こんなことでは、女性にモテるはずがない。

艶男（アデオス）なんて夢のまた夢である。

思い返すと、もの心ついた頃から
自分の顔面にコンプレックスを持っていた。

それでも今、幼い頃の写真を見直してみると
案外かわいい顔をしている。

これは本当に・・・。

だが、当時の私は既に諦めていた。

二枚目ではなく、三枚目でいこう！

幼いなりに方向性を決めていたのである。

なんて先見の明がある少年だろう。

神童と言っても過言ではない。

ISOJIN少年はその日から
間違った方向に歩み始めたのである。

次第に笑いをとることに快感を覚えていく。

自分を殺して笑いをとる。

笑いの王道である。

純粋なISOJIN少年は自我が育つ前に、
自分を殺してしまったのである。

そんなことを無意識に積み重ねていく。

自分でも気付かない間に
笑いにふさわしい体型を作り上げていった。

痩せたら、格好良くなる・・・。

心の片隅ではいつもそう思っている。

もしイケメンすぎて、
誰も笑ってくれなくなったらどうしよう。

そう思うと怖くてダイエットに取り組めない。

痩せられない本当の原因は私の心にあった。

少年時代の自分との約束は
私の行動を縛り付け、がんじがらめにしていた。

二枚目ではなく、三枚目でいこう！

この言葉で自らに暗示をかけていたのである。

今では自分にこう言い聞かせている。

私が身にまとった脂肪は、
自我を守るための鎧だったと・・・。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※１　ダイエット・・・
　　　ISOJIN は様々なダイエットに取り組んでいる。
　　　果たして、その効果やいかに。
　　　詳しくは「日産リバイバルプラン」をご覧ください。

（注）ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。