先日、スマタキョウに行ってきた。
とは言っても、
素股プレイが好きな素股狂ではない。

寸又峡とは、静岡県は中根にある寸又川の渓谷のことだ。
自然が多く残る絶好の観光スポット。
でも、二つだけ欠点が・・・。
道のりは遠く、一本道。
そう、辿り着くまでが、とても過酷なのだ。
このハシ渡るべからず。

山道は険しく、ガードレールもない。
崖から落ちたら、一環のおしまい。
恐怖感をあおるのには、十分すぎるコースである。
幸い対向車が来なかったから、
良かったものの、来ていたらアウトだった。
運転が苦手な私はビビリにビビっていた。
一休みどこか百休みくらいして、
ようやく辿り着いた幻の秘境。
絶景が私を呼んでいる。
寸又峡の向こうには、
長さ90m高さ8mの吊り橋がある。
そう、「夢の吊り橋」だ。
広がる湖水は澄みきるほどの碧さ。
この吊り橋のまん中で恋のお祈りをすると、
夢が叶うという噂があるらしい。
とてもロマンチックな橋である。
心理学に「吊り橋効果※2」という言葉がある。
どうやら、寸又峡はその効果を最大限に
利用しているようだ。
お主も悪よのぉ。

この吊り橋、遠くから見ると幻想的な橋だが、
近くで見るとかなり怖い。
夢と言っても、悪夢である。
実際に歩けるのは板2枚分。

このハシ渡るべからず。
あぁーー 渡りたくねぇーー!!
私のヘタレ根性が全開になった。
高い場所は苦手である。
あーあー 南無三だー♪
とんちんかんちん とんちんかんちん♪
気にしない♪
って、気にならないはずがない。
気を抜くと、碧い水面に吸い込まれそうだ。
高さも怖いが、風で橋が揺れるのが何より怖い。
私は人差し指を舐めまくり、
必死に頭をグルグルとこねくり回す・・・。

でも、良い頓知が閃かない。
怖いにも程がある。
吊り橋効果も程々にしてほしい。
でも、冷静になって考えると、
確かなことが一つだけある。
この橋を渡り、狭い道路を超えなければ、
家には帰れないということだ。
私は気力を振り絞り、夢の吊り橋を渡りきった。
くじけませんよ。男の子ですから・・・。
それではまた、おたよりします。
ははうえさま いっきゅう
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 一休さん・・・
臨済宗の禅僧一休宗純の愛称。
江戸時代に説話が作られ、頓知で有名となる。
TVアニメは史実と異なる点が多いらしい。
(中央児童福祉審議会推薦番組)
実際は、ものすごくHなお坊さんだったんだって・・・。
※2 吊り橋効果・・・
怖い吊り橋を渡った時に異性に会うと、
そのドキドキを恋愛と感じてしまう心理的反応。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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