2009年3月11日水曜日
宇宙海賊キャプテンハーロック
妻が目の手術をした。
手術後はしばらく眼帯生活。
さすがの妻も体にメスを入れることには
抵抗があったようだ。
ちなみに、私は小学校1年〜3年までの3年間、
眼帯生活を送っていた。
キャプテンハーロック※1を地でいっていたのだ。
眼帯をしていた理由は、
左右の目の視力の開きを矯正するためだった。
おかげで、今は両目の釣り合いは取れている。
ちなみに、両目とも0.1以下だが・・・。
そんな私と妻には、
少し温度差※2があったのかもしれない。
この温度差がまさか、
あんな悲劇をもたらすとは・・・。
目のすぐ真下を切る手術というのだから、
その恐怖たるや凄まじいものである。
手術前日、妻は不安を隠しきれない様子だった。
手術は平日に行われたため、
私は側に居てあげることが出来なかった。
不安になっているだろうと思い、
手術が終わった時間を見計らって電話をした。
私:「お〜い、大丈夫か?」
妻:「取り敢えず、無事に終わったよ。」
私:「おう、そっかぁ 良かったな。」
妻:「でも、タクシー代高かったよ。1,900円もした。」
私:「えっ、タクで行ったの?」
どうやら、この質問が良くなかったらしい。
妻は「私の身体の心配はしてくれないの?」と
感じてしまったようである。
でも、完全に誤解だっ!!
ただ、交通手段を聞いただけの話である。
誤解を解くため必死になり過ぎ、
あせって口が滑った。
私:「歩いて行けば、すぐじゃん。」
この失言が決定的だった。
男には、何をやってもダメという時がある。
まさに、今日がその日である。
妻は左目を失い、
心の目が開眼したようである。
妻:「あぁ、なんでこんな人と結婚してしまったんだろう。」
私:「俺は昔っからこんなかんじだぞ。
見抜けなかったお前が間抜けなんじゃい!!」
妻:「・・・。」
もう、目も当てられない。
これが海賊式のやり方だっ!
ハーロックのように開き直っても、
状況は悪くなる一方である。
男は、戦いの中でひとつひとつ覚えていく。
本日、私はたくさんのことを学んだ。
でも、夫婦関係に入ったメスは・・・、
意外に深い・・・!! ( ゚∀゚;))))
≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 宇宙海賊キャプテンハーロック・・・
大宇宙に己の旗を掲げる宇宙海賊ハーロックを
中心とするスペースオペラ。松本零士原作。
※2 温度差・・・
男と女には山よりも高く、谷よりも深い溝がある。
同じ屋根の下で暮らしていてもわかり合えないものだ。
詳しくは「サマータイムマシンブルース」をご覧ください。
(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。
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