ザ・マジックアワー

マジックアワー。

それは、太陽が地平線に落ちてから、
光が完全に消えてなくなるまでの僅かな時間。

一日の中で空を最も美しく映し出す時間だ。















三谷幸喜監督は「ザ・マジックアワー」という
素晴らしい映画を作り出した。



自分の信念を曲げずに理想を貫けば、
いつしか輝く一瞬がやってくる。

これが、この映画を支えるコンセプトである。

三谷監督は番宣でここ最近ＴＶに出ずっぱり。

映画の内容については知らない人はいないと思うが、
どうしても紹介したので少しお付き合い願いたい。

＜あらすじ＞
　街を牛耳るボス・天塩（西田敏行）の
　愛人・マリ（深津絵里）を
　寝取ってしまった手下の備後（妻夫木聡）。

　命の代償に伝説の殺し屋「デラ富樫」を連れてくると誓う。
　しかし、期日が迫るがデラはなかなか見付からない。

　窮地に陥った備後が取った苦肉の策は、
　映画監督のフリして無名俳優・村田大樹（佐藤浩市）を雇い、
　殺し屋に仕立てあげることだった。

　映画の撮影だと思い込んでいる村田にとって、
　その街で起こることはすべて映画の中の出来事。

　怖いものは何もない。

　ゴム製の拳銃片手に、本物のギャングたちと渡り合う村田。
　三流役者の村田と手下の備後の運命やいかに・・・。

ヤバイっ　ワクワク感が止まらない。

特にデラ富樫がボス相手に、
猟奇的にナイフをなめるシーンは傑作だ。

映画館ということを忘れ、
思わず腹の底から笑いがこぼれてしまう。

もちろん、会場中が笑いの渦に包まれた。

随所に笑いが散りばめられ、
腹がよじれてちぎれそうになる。

この映画、おデブ※１の人にはオススメだ。

下手なダイエット※２よりも効果がある。

私なんかは映画を見終わってウェストが3cm程痩せた。

笑いすぎて腹筋と顔の筋肉が痛いのだ。

何よりも効果的なダイエットかもしれない。

映画を見終わったのは深夜12時。

シンデレラボーイの私だが、
今だに目が爛々としている。

興奮冷めやらないといったところだ。

太陽は完全に沈んでしまったが、
空を見上げると全ての光景が輝いて見えた。

カッコ悪くてもいいじゃない。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※１　おデブ・・・
　　　ISOJINの肉弾的な裸体は見るもの全てを圧倒する。
　　　詳しくは「いつまでもデブと思うなよ」をご覧ください。
※２　下手なダイエット・・・
　　　痩せようと思ってもなかなか痩せられないからデブなのだ。
　　　それはわかっているが、少しでも抵抗したい。
　　　そんなISOJINが生み出した究極のダイエット法とは・・・
　　　詳しくは「カルロス・ゴーン」をご覧ください。



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