ページ

2009年10月3日土曜日

琵琶湖サイクリング(後編)


前編をご覧になっていない方は、
前編よりお楽しみ下さい。 → 琵琶湖サイクリング(前編)


開始早々、ケツに火がついたISOJIN。

サドルを少し上げ、
お尻に体重が乗らないようにする。

いわゆる、三点支持。

(やっぱり、早め早めの対処が重要だ。)

しばらく行くと、
噂の賤ヶ岳トンネルが我々を待ち受けていた。

賤ヶ岳トンネルは、

歩道の幅が約80cmと極めて狭い危険地帯。

車の通りが激しいこのトンネル。

車道に落ちたら、あるのみ!!

轟音が鳴り響くトンネル内を
慎重に歩道をひた走る。

(ひぇ〜 怖かったよぉぉ〜!!)

相変わらず、ケツの穴はミクロだ。

怯えながらも、暗闇の中を駆け抜ける。

無事に、トンネルをくぐるとそこは・・・

坂道だった。

チャンスだ!! 

一気に、スピードアップをはかる。

ここで
一気に時間を稼ぐ戦略だ。

痛風男との距離が、
みるみるうちに広がっていく。

万有引力の法則※1を身をもって体感する私。

(なんだか、少し悲しいぜ。)

しばらくすると、
ポツリポツリと雨粒が・・・。

そこで、風車村で一休み。
















痛:「やってくれましたな。」

私:「すっすみましぇーーーん。」

(何故なら、私はスーパー雨男。)

様子を見ながら休憩し、すぐに出発。

私:「これぐらいの雨なら大丈夫でしょう。」

痛:「おう、最終判断は任せたよ。」

私は旅の最終決断を託された。

このペースで行けば、

まだ、琵琶湖一周は可能なはずである。

目標は完遂しなければ、意味がない!!

琵琶湖一周を夢見て、ひた走る私たち。

動くのを止めると、窒息してしまう。

まるで、マグロである。

今回の旅の最終決断ポイントは琵琶湖大橋

湖の南と北を分ける大切な橋である。参照:下図 赤矢印)


















この琵琶湖大橋を渡れば、
30〜40kmはショートカット出来るのだ。

(文明って素晴らしい。)

徐々に、橋が近づいてくる。

いつの間にか、先頭をひた走る痛風男。

その足取りに全く迷いはない。

焦った私は痛風男に声をかけた。

私:「橋、渡るの?」

痛:「まぁ、仕方ないっしょ。」

私:「マジっすか・・・。」

痛風男の英断である。

(オレに託したんじゃなかったんか〜い!!)

南湖周遊を諦めた我々には
全長1.4kmの橋はとても とても長く感じた。





















その後、我々は順調に自転車をとばした。

気になるのは、日没時間

琵琶湖周辺は照明が極めて少なく
日が沈むと、まったく見えない。

太陽だけが頼りである。

日没にケツを叩かれ、ひた走る。

念願だった彦根城















<概要>
 城名:彦根城(別名:金亀城)No.50
 所在地:滋賀県彦根市
 築城年代:慶長9年(1604年)
 築城者:井伊直継・直孝
 主要城主:井伊氏
 特徴:国指定特別史跡
    旧国宝保存法による城郭国宝の第1号。


残念ながら、
時間の関係で天守閣には行けなかった。

日没までのゴールを目指し、
さらなる
スピードアップをはかる。

ついに、ISOJINエンジンにがついた。

(ケツにも火がついてるからね。)

そこからの残り道は早かった。

おそらく、時速30kmは出ていたことだろう。

(ホントか???)

ーーーーーーール!!
















長浜城に着いた頃、すっかり日は暮れていた。

夢にまで見た、琵琶湖一周。

残念ながら、有言実行とまではいかなかった

なんてったって、私は本末転倒男。

こんな私の言葉尻をとらえないでね。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 万有引力の法則・・・
   アイザック・ニュートンが発見した普遍的法則

   リンゴの話は有名だが、実は作り話らしい。


(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

0 件のコメント:

★ 応援ポチお願いします m(_"_)m

人気ブログランキング ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 くる天 人気ブログランキング ブクログ 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ 人気ブログランキングへ