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2009年10月16日金曜日

風のガーデン


あなたは自分が死ぬとわかった時、

いったい、何をしますか?


死を宣告された後の人生の選択。

私は、余生という言葉はあまり好きではない。

余った人生などないと考えているからだ。

でも、限りある時間を
有効に活用したいものである。

ういう意味で、
死と向き合うことは大切だ。


今まで、私は物事を選択する際、
一つの判断基準のみで判定していた。

それは・・・、

「オモシロいか?オモシロくないか?」

昨年、「風のガーデン」というドラマを見て、
少し考え方が変わってきた気がする。













「本当に大切なものは、何なのか?」


家族の存在の大きさというものを、
大いに考えさせられた。


緒形拳さんの遺作にもなったこのドラマ。




















主人公の生き様が、緒形拳さんと重なり、

とても反響をよんだドラマでもある。

ストーリーを大まかに言うと、こんなかんじ。


末期ガンにおかされた主人公(中井貴一)が、
勘当されていた実家に戻り、

(黒木メイサ)と息子(神木隆之介)に会うというものだ。














その中で、緒方拳さんが演じたのが
主人公の父親役である。

息子をガンで亡くすという役柄を、
自らガンと闘いながら、演じきった緒方拳さん。

とても良い表情をしていたのが、
印象に残っている。

そんなドラマのロケ地であるガーデンが、
新富良野プリンスホテル(富良野市中御料)にあるという。

これは、是が非でも行かねば・・・。

ということで、風のガーデンにやってきた。


ガーデンはドラマ終了後とい
うのに、
きれいに管理されていた。

でも、せっかくガーデンにやって来たのだが、
中には入ることが出来ない。

なんせ、有刺鉄線(電流入り)が周囲を取り囲んでいる。


ここに入れるのは、大仁田厚
※1くらいなもんだ。


















間隙を縫って中に入ろうとする私に、
痛風男が必死になって制止した。

痛:「感電死するかも
よ。」

私:「確かに。」

こんなところで、
電流爆破デスマッチをしても仕方がない。


残念ながら諦めたが、
禁止されたらやりたくなるのが本能だ。


「入るな!入るなよ!またぐなよこら!

 またぐな。またぐなよ。」















(ある意味、大仁田厚だな。)

ふと、ガーデンの中を見ると、
妻と痛風嫁がご機嫌な顔して歩いている。


妻:「おーーい、こっち側に入り口あるよーー。」

私:「あっ そう。」

ガーデンの裏に回ったところに、
入り口があったようだ。

(一人でデスマッチ繰り広げていた自分が恥ずかしい。)

ついに、憧れのグリーンハウス














でも、抱いていたイメージと何かが違う。

建物の扉には、てんとう虫やらカメムシ

大量に張り付いているのだ。

うぅ、気持ち悪い。

そんな気持ちを押し殺し、建物の中に潜入。

そこには、ドラマのセットがそのままに・・・。















せっかくだから、
これらの小道具を使って寸劇をしてみる。

(相変わらず、アホの集まりだ。)


タイトルは父の遺言 2009」。

家族愛をテーマにした寸劇だ。

私は、盲目の老人という設定。

生き別れていた娘(役者:妻)最後の言葉を託し、
ロッキングチェアに揺られながら、
永遠の眠りに入るという重要なシーンである。

自分で言うのもなんだが・・・、

大いに泣ける作品になったと思う。

(一体、何やってんだか・・・。)

ちなみに、この模様はすべて ビデオに収めている。

今から、上映会が楽しみである。

しかも、今回はハイビジョンによる撮影。

(痛風さんよ、編集は頼んだぞ!!)

一通り小芝居を終え、小屋を出る

そこへ、管理人と思しき人がやって来た。












危なかった。


もう少し早かったら、
大根役者ぶり※2を見られるところだった。

良かったね、痛風嫁さん。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 大仁田厚・・・
   プロレスラー、FMWの創設者であり政治家

   炎のダイエッターであり、50kgの減量に成功している。
※2 大根役者ぶり・・・
   大根の根が白いことが語源。→ 素人(しろうと)。
   そこから、演技が下手な人のことを言うようになった

   詳しくは「水曜どうでしょう②」をご覧下さい。
※3 風のガーデン・・・
   フジテレビ開局50周年記念ドラマ。
   緩和医療を題材にしたテレビドラマ。
   脚本:倉本聰。






(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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