Isojin Blog: 飛んでイスタンブール

　　
頑張る自分にご褒美を・・・。

私はよくこの言葉を使う。

ことあるごとに自分に対して、
プレゼント※１を贈っている。

お疲れ気味の時には、
大好物のアイスクリームを・・・。

そして、大きな仕事を終えた後には、
全てを忘れ海外へ・・・。

やはり、物事にはメリとハリが大切だ。

その点、会社と私は、
考え方が似通っているかもしれない。

（だから、やってけるんだろうな。）

課せられる目標は高いが、
その分、福利厚生は手厚くなっているのだ。

いわゆる、アメムチ作戦で、
私たち社員は見事に転がされている。

（会社の歯車ですから・・・。）

休日出勤・時間外労働も何のその。

馬車馬のように働き、身を粉にする。

（もちろん、残業代はつきましぇーーん。）

お客さまは神様だ。

この言葉をひたすら信じて・・・。

極限のプレッシャーと戦い、
ビジネス戦争の最前線で戦っているのだ。

ただ、そんな生活に疲れ果て、
敵前逃亡したくなることもある。

でも、ダメな自分にムチを打ち、
一歩でも前に足を進めていく。

オレがやらなきゃ、誰がやる！！

私を突き動かす原動力は、
そう「責任感」この一言に尽きる。

人に頼られるのは、嫌いではない。

いや、むしろ大好きだ！

「生きてる」って認識できる瞬間である。

こんなアホな私でも必要としてくれている。

これ程、うれしいことはない。

全身全霊をかけて、お客さまと対峙する。

限られた時間の中で、最大限のサービスを・・・。

無理難題を突きつけられることも、
少なくはない。

私が出来ることであれば、
どんな願いも叶えて差し上げる。

大切な私の時間を削って・・・。

ヽ(゜∀゜；)ノ

そこには、時間外という概念が
入り込む余地はない。

取り敢えず、今は明後日のレポート提出に向け、
奔走している状態だ。

神経と、睡眠時間をすり減らす日々。

（あぁ、眠すぎる・・・。）

ここまで、追いつめられるのも久方ぶりである。

終電に間に合わないことも多い。

おかげで、ホテル生活を余儀なくされている。

完全に、缶詰状態。

もちろん、妻の顔も久しく見ていない。

（Oh my honey!!）

当然、疲労もピークに達しつつある。

深夜、23時。

残業を勤しむ私に、
愛しのハニーから電話が鳴る。

妻：「明日、大丈夫？」

私：「おう、もちろん。」

妻：「今日は、帰って来れるの？」

私：「帰りたいんだけど、微妙かも・・・。」

妻：「そっか。じゃあ、現地集合で・・・。」

私：「・・・。」

実は、明日からトルコにて研修旅行の予定。

三年に一度の、会社からのご褒美である。

7泊8日で、社会見聞を広める旅に出る。

（強調するが、あくまで研修である。）

もちろん、行かなければ罰金。

信賞必罰である。

今回の旅は、一応、我が妻も同席する。

（当然、妻の費用は自分持ちだよ。）

忙しすぎるのだが、
会社命令とあらば仕方がない。

私は自分のやるべき業務を放り出し、
全てを上司に託した。

私：「じゃあ、後は頼みました。」

上：「任しとけっ！！」

私：「○○さんの分まで、
　　　私が楽しんできてあげますから・・・。」

上：「ムキィィィーーーーー！！（｀m´＃）」

激高する上司を尻目に、
私は明日イスタンブールへ発つ。

≪イソジンのよく解る用語解説≫

※１　プレゼント・・・
　　　思いがけないプレゼントはうれしいものである。
　　　ただ、貰う人の気持ちを少しは考えた方が良い。
　　　詳しくは、「浦安鉄筋家族」をご覧下さい。
※２　飛んでイスタンブール・・・
　　　1978年にちあき哲也作詞、筒美京平作曲、
　　　庄野真代の歌で発表されたポップスの楽曲。