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2009年5月9日土曜日

無限回廊


ここはどこだろう。

なんとなく異様な空間である。
















あたかもそこに実在するかのような猟銃。
(トロンプルイユ)















掛け軸から飛び出す怨念。

(描表装(かきびょうそう))


















近づくとグロテスクな人物画。

(ダブルイメージ)

















近づくとコミカルな人物画。

(寄せ絵)




















森(木?)の中で乗馬するご夫人。
















水が巡回する不思議な滝。

















ここにあるのは、全てまやかしの世界。

視覚の魔術 だまし絵展” である。














名古屋市美術館
期間2009年4月11日~6月9日 入場料1,300円)

キャッチフレーズは、


「あなたは見破れるか?」


(挑戦的ですな。全て見破ってあげますとも。)

でも、これを一度見てしまったら、
目に見えるものが信じられなくなりますよぉ。

スパイラル思考に陥る可能性大である。

まさしく、
無限回廊※1












私はトリックアート
※2の類いが大好きだ。

(存分に私を騙して頂きたい。)

私がいつも心の奥底に秘めた想いがある。

それは・・・

目に見える世界だけが真実ではない。

視覚だけに頼るとろくなことがないのだ。

人は目に見えるものを信じてしまう傾向がある。

見えないものの中にも、
きっと真実はあるはずである。















(画:歌川国芳 「弁慶・たいこもち」※3

でも、見えないものに執着したら、
真実からは遠ざかってしまう。

うぅ、目に見えるもの、見えないもの、


一体、どっちが真実なんだぁーーー!!!


私はもう、錯乱状態。

やばいっ!! 

頭の中が無限回廊に・・・。










プスッ!!


私は再びスパイラル思考に陥った。

≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 無限回廊・・・
   錯覚を利用した新基軸のアクションパズルゲーム。
   元は九州大学の学者 藤木淳が制作したフリーソフト。
   ISOJINは一時期このゲームにハマっていた。

※2 トリックアート・・・
   2次元(平面)のものを3次元(立体的)に描き出す芸術。
   見る位置により印象が変化するものもある。
   こんなアートを見ていると、とても不思議な感覚になる。

   詳しくは「レイトン教授と不思議な街
をご覧ください。
※3 弁慶・たいこもち・・・
   平安末・鎌倉初期の僧。比叡山西塔で修行したのち、
   源義経に仕えた。
「吾妻鏡」「義経記」
   豪傑と言われた弁慶だが、口も達者だったそうだ。
   歌川国芳はそんな弁慶を影絵で表現した。(ダブルイメージ)






(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。


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