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2009年6月5日金曜日

交渉人 真下正義


ZOOM ZOOM ZOOM!!


ISOJINマニアの皆様。

随分引っ張ってしまいましたが、
よいよISOJINカーの発表の時間がやって参りました。

気になる私の新車は・・・。(中古だけど・・・)

ジャカ ジャカ ジャカ ・・・ ジャン!!

ツダのクセラスポーツ※1!!

っ、何それ??











って声が聞こえてきそうだ。

アクセラは日本では、あまり知られていない車である。

でも、欧州(特にドイツ)で強い車である。


全長4480-4510mm、全幅1745mm。


かなりコンパクトなボディに
2リッター150psのエンジン。

ちょっとエンジンに魅力
がないが、
楽しめそうな車である。

(ヨーロピアンな私にピッタリ!!)















でも、マツダは日本国内ではイマイチ人気がない。


マツダ地獄※2」という言葉もあるくらいだ。


あまり知られていないが、
マツダは強い信念をもった良い会社。

ロードスターを作り続けたり、
ロータリーエンジンを追求する姿勢は素晴らしい。


そして、何より担当の販売員が素晴らしかった。

ここで、担当者の素晴らしい
営業トーク(?)の一部を紹介する。
















<Round1>

販:「奥様の実家は静岡なんですね。」

妻:「○○さんは、どちらなんですか?」

販:「北海道です。」


妻:「えーーーーっ、北海道なんですか?
   洋ちゃん(大泉洋)と一緒ですね。」


一気に、洋好きの妻のハートを鷲掴み。

(やるなぁ、販売員!!)
















女性が財布を握っていると言われている。

販売員はその財布の紐の心を
しっかりと握っていったのだ。

私は一気に戦闘モードに入った。

なんせ、私は交渉人※3(タフネゴシエーター)



交渉ごとは大得意なのだ!!

<Round2>

販:「ご主人はこの車買
ったら、どこに行きますか?」

私:「とりあえず、城巡り※4したいですね。」

販:「私もお城大好きなんです。」

私:「
えっ、そうなんですか?
   先週、犬山城行ってきたんですよ。」

販:「小牧・長久手の戦いですよね。」


私:「そうそう、良く知ってますね。犬山城は・・・。」















話はまだまだつきない。

<Round3>

販:「私、考古学が好きで、
   最近は戦国時代が大好きなんですよ。」

私:「考古学って、インディジョーンズみたいですね。」

販:「そうそう、特に、エジプトが好きで・・・。」

私:「そうなんですか? そういえば昔
   吉村作治さんの講演聞きに行きましたよ。」

販:「吉村さんですかぁ。
   ツタンカーメン、最高ですよね。」

私:「えぇ、ハワード・カーターですよね。
   あのぉ、ファラオの呪いで出資者の・・・。」

販:「カーナボン卿(笑)。
   呪いには
実はろんな説があって・・・。
















話はドンドン盛り上がる。

<Round4>


私:「そうそう、考古学好きだったら、
   シュリーマン※5好きですよね。」

販:「シュリーマンはロマンがありますよね。」

私:「
私なんか、ムッチャ刺激されて、
   つい瑞浪に化石を堀りに行っちゃいました。」

販:「実は、私も北海道でアンモナイト掘ってました。」















コロコロ代わる虹色トーク

話は一向に尽きない。

ふと、隣を見ると
妻のすっとんきょんな顔が飛び込んできた。


、封鎖できません!!














そんな声が聞こえてきそうだ。

残念だったが、
私は話を途中でやめて帰る事にした。

帰り際、販売員さんから・・・、

<Round5>

販:「ヤンマガのセンゴク
読んでみてください。
   絶対好きなはずです!!」



こんな言葉をかけられた。

車の話は全くしなかった。

完全に、仕事そっちのけだ。

(センゴクは読んでみるね。)

私はその日、マツダで車を買う決心をした。

5ラウンドKO負けである。

人って案外そんなもんだ。

結局、
私はヘボネゴシエーターだった。














≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 アクセラスポーツ・・・
   マツダの世界戦略車。アテンザに並ぶマツダの代表格。
   名前の由来は「卓越したアクセル」からきている。
※2 マツダ地獄・・・
   マツダのディーラーしか満足のいく値をつけてくれないこと
※3 交渉人真下正義・・・
   踊る大走査線のスピンオフ作品
   主演:ユースケサンタマリア。
   キャッチコピー:
He's back up?(彼は脇役だろ?)
   ここからさらにスピンオフ
「逃亡者木島丈一郎」が生まれた。
※4 城巡り・・・
   歴史を肌で感じる事はズバラしい。
   詳しくは「戦国BASARA」をご覧下さい。
※5 シュリーマン・・・
   ドイツの考古学者、実業家。
   ギリシャ神話の伝説の都市トロイアが
   実在することを発掘により証明した人物。




(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。


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