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2009年6月27日土曜日

国盗り物語


金華山に行ってきた。

金華山は岐阜市の中央に位置す

標高 329mの山。

山頂には魅惑の岐阜城が佇んでいる。
















<概要>
 城名:岐阜城(別名:稲葉山城)No.39
所在地:岐阜県岐阜市
築城年代:天文8年(
1539年)
 築城者:斎藤道三
 主要城主:斉藤氏、織田氏
 特徴:斉藤道三の居城として有名。
    戦国時代、織田信長が天下平定の拠点とした城。

う〜ん、城マニア※1の血が踊る。


山頂までは金華山ロープウェイで約3分。

ちなみに、往復料金は1,050円。













でも、私はロープウェイは使わない。


決して、
ケチっている訳ではない。

天下布武の拠点、金華山を
この足で制覇したいと考えているからである。

金華山は難攻不落の山。

登山家※2としての血がうなる。

道路標識にもこのような文言が・・・。

「急な斜面と切り立つ岩山のため、
 山頂へのドライブウェイはありません。」

どうやら、山頂への道のりは険しそうだ。


(ほほぅ、やってやろうじゃないの。)


美濃を制する者は天下を制す!!


克上じゃあーーー!!














いきり立つ、エセ戦国武将ISOJIN。

一方、ブーブー文句をたれながらも
必死で着いて来る妻。

そこに表れしは、分かれ道の看板。












右へ進むと馬の背登山道、
左に進むと瞑想の小径(こみち)。


人生の選択を迫られる。


馬の背登山道は、断崖・難所が多いため、
老人や幼児
は無理のようだ。

一方、瞑想の小径は、眺望の良い登山道とある。

当然、私が選んだ道は馬の背登山道

苦難こそ我が人生。

そんな私のポリシーに
さっきまで黙って着いてきた妻が噛み付いた。


と、いうことで瞑想の小径にあっさり変更。

(どうせ、俺のポリシーなんて・・・。)

気楽に臨んだはずの瞑想の小径。

ゴツゴツな烏帽子岩が随所にあり、
意外と難所であることが判明。














妻:「もう、あなたには着いて行けません。」


(やばい、ご立腹だ。)

あたふたする私に、
こんな格言看板が飛び込んできた。

パ:「人間は考える葦である。」

















(浅はかな生き方を考え直さないと・・・。)

考えることが人間の唯一の取り柄である。

シ:「なんというすばらしい傑作だ。人間という奴は!」
















(そう、人間って面白い!!)

いろんなことを考えさせられる登山道。

妻は怒りと疲労でボヤきが止まらない。

実は、この瞑想の小径、勾配が結構激しい。

















急な勾配が我々の体力を蝕んでいく。


妻にいたっては疲れすぎて、もうフラフラだ。

そんな私たちの前に、またまた格言看板が・・・。


:「それでも地球は動いている。」
















(そりゃあ、足下がおぼつかないからね。)

そんなこんなで、

ようやく山頂にたどり着いた。

妻:「キャーーーーー!!」

妻がいきなり、悲鳴をあげた。

なんと城主自らご挨拶。














おぉ、美濃のマムシ(?)※3だ!!

金華山329mから眺める濃尾平野は絶景!!















気分はまさに、天下布武

天空の城※4、と言っても過言ではない!!

(天守閣はちょっぴりしょぼいけどね。)

そんな私の
脳裏に、一つの疑問が浮かんだ

何故、金華山に世界の偉人
の格言が・・・??

迷走
の小径は、まだまだ続きそうだ。


≪イソジンのよく解る用語解説≫
※1 城マニア・・・
   名だたる武将が眺めた景色を同じ場所で感じる。
   こんなに素敵なことは他にはない。
   詳しくは「戦国BASARA」をご覧下さい。
※2 登山家・・・
   ISOJINは山を登り続ける。
   それは、そこに山があるからだ。
   詳しくは「バーティカルリミット」をご覧下さい。
※3 美濃のマムシ・・・
   下克上によって油商人から
   戦国大名に成り上がった斎藤道三の異名。
※4 天空の城・・・

   天に浮かぶ幻の城ラピュタ。
   私はそんな夢のある話が大好きだ。
   詳しくは「天空の城ラピュタ」をご覧ください。



(注)ISOJIN Blogはフィクションです。実在する人物、団体、事件には関係ありません。全ての判断は読者であるISOJINマニアの皆様に委ねられています。

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